本紙掲載日:2023-12-07
(3面)

発達障害など学ぶ講座

公開講座で講師を務めた米良さん(提供写真)

子どもたちの「生きる力」育む

 延岡市内で放課後等デイサービスなどを運営する2社で組織する共同団体Lively(ライブリー)は2日、同市幸町の駅前複合施設エンクロスで「子どもたちの『生きる力』を育む」と題した公開講座を開いた。約50人が参加。放課後等デイサービスや発達障害について学んだ。

 ライブリーは、放課後等デイサービス「ジョブトレーニングスクール」(大貫町)を運営するfois(ファーズ、福嶋いづみ代表)、放課後等デイサービス「Wa」(出北)と「B−Core.Club」(安賀多町)を運営するWa(寺原加代代表)で組織。

 これまで合同で研修を行ってきたが、昨年からは地域とのつながり、発信を目的に、公開講座を開いている。

 講師は、エンラボカレッジ藤沢の管理者・米良将範さんが務め、放課後等デイサービスの内容や、地域などで異なる子どもたちの進路、これまで関わってきた発達障害の人との話などを語った。

 「専門職の人だけではなく、当事者や地域の人たちが専門的な情報を得られる機会をつくりたいと、開かれた場所での講座を企画した」と福嶋代表。

 子どもたちに関わる仕事に就いている人や保護者のほか、一般の参加も目立ち、感謝の言葉も多く寄せられたという。

 発達障害に対する地域の理解が変わっていくこと、困った時に相談や支援を受けられる場所があるということを知ってもらうことなども目的としており、福嶋代表は「来年もまた企画できれば」と話していた。

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