本紙掲載日:2023-12-11
(3面)

金融機関など創業支援

肉料理にこだわるカフェ誕生

 延岡市瀬之口町にこのほど、男性も満足する肉料理などにこだわったカフェ「ザ・グッドフェローズ・カフェ」がオープンした。日本政策金融公庫延岡支店、延岡信用金庫、延岡商工会議所の3者が連携して創業を支援。市内で初となる「アフタヌーンティー」も提供し、話題になっている。

 店主の窪内大輔さん(26)は神奈川県出身。神奈川大学外国語学部でシェイクスピア文学を学び、在学中に門川町出身の妻佳代さん(42)と知り合った。

 佳代さんは当時、門川町のステーキ店「グリヤード」で働いており、窪内さんもたびたび訪問。店主の佐藤隆大さん(32)とも交流を深めるうち、手が届く価格帯で、いかにお客さまにおいしいものを食べてもらい、満足してもらえるか、幸せを得てもらえるか――。その経営理念に感銘を受け、飲食店経営に興味を持ったという。

 大学卒業後に移住し、同ステーキ店で3年間修業。佐藤さんの応援もあり、佳代さんとともに独立を決めた。3者の支援を受けながら、今年1月から店舗探し、融資を受けるために必要な事業計画書の作成に取り掛かり、同時に周辺の飲食店の情報なども徹底的に調べたという。

 店名にある「グッドフェローズ」は、シェイクスピア作品「真夏の夜の夢」に登場する妖精の名前。妖精には「良き隣人」という意味もあることから「お客さまをはじめ業者さん、地域の皆さんともより良い関係を築きたい」と思いを込めた。

 ランチタイムは「大人のお子様ランチ」「国産牛ステーキプレート」などを提供。午後2時半〜5時のアフタヌーンタイムは自家製スコーン、有機マーマレードジャムのサンドイッチ、イチゴのレアチーズケーキ、ピスタチオのプリンなどを盛り合わせた「アフタヌーンティー」が楽しめる。

 またディナータイムには、「非日常を感じてもらおう」と異国料理を3カ月ごとに更新する「世界を旅する料理」や、数食限定の「頑張った自分へのご褒美メニュー」も並ぶ。

 月曜日は休み。予約の可否などは同カフェ(箟箍20・6677)まで。創業支援に関する問い合わせは日本政策金融公庫延岡支店(箟箍33・63
11)、延岡信用金庫本部(箟箍22・1111)まで。

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