物語の世界に浸る

　延岡ひかりの会（齋藤富士夫会長）の第１０４回朗読鑑賞会が３日、延岡市のカルチャープラザのべおかであった。来場者は会員らの声の掛け合いに耳を澄まし、物語の世界に浸った。

　同会は１９７３年の創立以来、目の不自由な人のために点訳部（２９人）が点字図書、音訳部（５１人）が録音図書を作成し、全国ネットのサピエ図書館を通じて希望者へ提供。

　併せて、延岡ライトハウス点字図書館の利用者に楽しんでもらい、音訳会員の技術向上にもつなげようと毎年、朗読鑑賞会を開いている。

　今回は宮部みゆきの「きたきた捕物帖（とりものちょう）」から「冥土の花嫁」を発表。語りの日�睛柑劼気鵑鬚呂犬甓餔�１６人が演じ分ける登場人物のやり取りに、来場者は耳を傾けていた。