本紙掲載日:2023-12-12
(7面)

多様な曲披露、会場盛り上げる

振り付きで軽快な演奏を披露する琴洋会の会員ら

琴洋会のコンサート

 琴城流大正琴振興会延岡支部「琴洋(きんよう)会」のクリスマスコンサートが10日、延岡総合文化センター小ホールであり、会員らが日ごろの練習成果を披露した。

 津軽じょんがら節の「ざ・じょんがら」で幕を開け、千昌夫や坂本九、美空ひばりなどの懐メロから、SMAP、石川さゆり、今井美樹らの流行歌、若者に大人気のユニット「YOASOBI(ヨアソビ)」まで幅広い選曲で演奏。前回の来場客からリクエストされたというフランク永井の「霧子のタンゴ」と松田聖子の「瑠璃色の地球」も披露して盛り上がった。

 国際的に活躍するプロ演奏家の鈴木康之さんも出演し、卓越した指さばきで独奏。最後は、アップテンポな「学園天国」を、そろいの振り付けを交えながらノリノリで演奏して会場を沸かせていた。

 既に次のクリスマスコンサートも決まっており、来年12月8日に野口遵記念館で、創立40周年記念公演を兼ねて開催予定。リクエスト曲も募っている。

 琴洋会会主の鈴木琴扇洋(きんせんよう、本名・田島洋子)さんは、「私たちは温故知新の精神をモットーに、大正琴の概念をガラッと変えたいと思いながら、未来へ向かって毎年コンサートを続けています。その空気を少しでも感じてもらえたら幸いです」と話していた。

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