本紙掲載日:2023-12-14
(7面)

地球環境など考えよう−エンクロス

今月、多彩なイベントを開催

 延岡市幸町の駅前複合施設エンクロスは、12月を「グリーン月間」と位置付けて、「自分や大切な人の身体に優しい生活を。環境に優しいコトを」をコンセプトに、9日からさまざまなイベントを始めた。23日には、市国際交流推進室との共催でメインイベント「グリーンクリスマスinエンクロス〜クリスマスマルシェ〜」を開く。参加を呼び掛けている。

 国際交流推進室は2017年から、ホストタウン相手国のドイツへの理解や友好を深めること、駅周辺のにぎわいづくりを目的にクリスマスマーケットを開催。ドイツは環境に対して意識が高い国としても知られていることから、今年は「グリーンクリスマス」として実施する。

 マルシェを前に、9日からは自分に優しい取り組みや地球環境について考え、体験できる市民活動、展示が始まった。

 このうち、初日にあった「シーグラスアート作り」には4家族が参加。市内でネイルサロンを営んでいる小林愛恵さんが講師を務めた。

 小林さんは、同市の長浜海岸に上陸する県指定天然記念物アカウミガメの保全活動につながればと、海岸に漂着したシーグラスを使って製作したアクセサリーを販売し、実費を除いた益金を、寄付に充てている。

 この日は活動について知ってもらおうと企画。参加者はシーグラスを主材料に、壁飾り作りに挑戦。波によって削られた美しいグラスを生かし、作品を完成させていた。

 市民活動は23日までに七つの活動を予定。絵本で心を癒やす読み聞かせ(16日午前11時)▽オルゴールコンサート(17日午前11時)―などがある。

 申し込み方法などに関する問い合わせはエンクロス(箟箍20・3900)まで。

◆23日、クリスマスマルシェ−延岡市駅前広場周辺

 クリスマスマルシェは23日午前11時〜午後7時に駅前広場周辺で開かれる。食事や環境との向き合い方の選択肢を増やすきっかけにつなげようと、こだわりを持った飲食店や雑貨店など約30店舗が出店。ごみを減らす取り組みとして、マイ容器、マイボトル対応の店もある。

 また、午前10時半からは、西口街区ビル1階のワイワイプレイラボで「ドイツ交流講演会」が開催される。

 市国際交流員のセガット・ショエルさんが「延岡市とボトロップ市との交流」「環境先進国ドイツの環境への取り組み」などをテーマに話す。申し込み不要で先着40人。

 問い合わせは市国際交流推進室(箟箍22・7006)まで。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/