本紙掲載日:2023-12-15
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「高千穂に泊まる」便利に−高千穂町旅館業組合

サイトに機能追加ボートや神楽などの予約も可

 高千穂町旅館業組合(佐藤功宏組合長)が加盟26施設を掲載する宿泊予約サイト「高千穂に泊まる」にアクティビティ予約機能が追加された。今後の利便性や観光消費額のさらなる向上に期待が寄せられている。

 「高千穂に泊まる」は今年4月3日に開設され、埋もれていた宿泊施設の情報発信や成約率の増加に貢献している。

 その一方、アクティビティについてはページ内のバナーを介し、宿泊施設を利用しない観光客らと同等に予約する必要があり、滞在型観光とのより強固な結びつきが課題でもあった。

 今回追加された機能により、宿泊予約後に表示される完了画面記載のリンク、または予約完了メールに添付されているURLから、同町観光協会の運営する専用フォームで「高千穂峡貸しボート」「高千穂神楽」「グランドスーパーカート(高千穂あまてらす鉄道)」の予約が可能となった。

 貸しボートとグランドスーパーカートについては、30日前から先行予約ができる利点を付与。

 ボートは8日前(通常7〜2日前)まで、カートは7日前(同予約受け付けなし)まで受け付けている。

 複数予約も可能だが、宿泊予約をキャンセルするとアクティビティの予約もキャンセルされる仕様となっている。

 13日に高千穂町役場で記者発表があり、佐藤雄二郎副組合長(39)は「新機能実装を機に、さらなる宿泊数の増加を見込んでいます。高千穂町で生まれた高千穂町を売り出すサイトなので、大切に育てながらより良い観光地づくりにつなげたい」と話した。

 同旅館業組合は昨年8月、高千穂町と、高度情報通信サービスを提供する鉄道情報システム(本社・東京都、本多博隆社長)との包括連携協定を締結。観光DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進に向けた取り組みを行っている。

 「高千穂に泊まる」については今後、インバウンド向けの多言語表示機能やオンライン決済機能の追加、地域クーポンの配布といった追加特典を検討しているという。

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