本紙掲載日:2023-12-15
(2面)

一ケ岡地域を一つに−ユニークなアイデアたくさん

一ケ岡小であった「一ケ岡地域『わ』になるプロジェクト」

一緒にできること−小学生と保護者らが意見交わす

 延岡市立一ケ岡小学校(木村淳子校長、217人)で12日、「一ケ岡地域『わ』になるプロジェクト」があった。5年生32人と保護者や地域住民、教職員ら約70人が参加。学校が、地域や家庭と一つの〃わ〃になるためにできることについて、意見を出し合った。

 プロジェクトはコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)の一環。最高学年を迎える5年生の児童が主体となって、地域や家庭とともに取り組みの内容を決めていこうと企画した。

 児童はこの日を前に、これまで各学年が行ってきた「昔の遊び」「綿花栽培」「もちつき体験」など地域の人と触れ合う活動をベースに、さらに一つになれる案を考えた。

 児童は9班に分かれ、班内でアイデアを共有。地域の人らは、「宝探しをしたい」との意見に、「クイズもしたら面白いのではないか」。また、「焼き物作りがしたい」との声には、「教えてくれる人がいるよ」などとアドバイスしていた。

 全体発表では、幼稚園生とサツマイモを育て、スイートポテトを作りたい▽地域の人と野菜を育て、一緒に調理して食べたい▽手作りのたこでたこ揚げ競争をしたいなど、新たなアイデアを含むユニークな案がいくつも挙がった。

 焼き物作りやピザ作りなどアイデアを出した加藤大雅さん(11)は、「意見がたくさん出て楽しかった。もっと詳しく調べるともっと良くなると言われた。さらに一ケ岡を良くしていけるように考えたい」。早田彪王さん(11)は「地域の人と仲良くしたり、しゃべったりすることで大きなわを作っていきたい。一ケ岡のいいところをたくさん見つけたい」と意気込んだ。

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