本紙掲載日:2023-12-15
(6面)

16日から秋の陶器展−18日まで、陶房「夢境庵」

16日から陶器展を開く夢境庵の小野さん

食器や土鍋、置物など約500点−延岡市北川町

 延岡市北川町上赤の陶房「夢境庵」で16日から、秋の陶器展が始まる。まきを燃料に、階段状に並ぶれんが造りの登り窯で焼いた食器や土鍋、置物など約500点を展示。18日まで。16日、17日にはコンサートも開かれる。

 会場には、小野夢境(本名・小野恵一朗)さんが製作した小皿や丼、茶わん、鉢、カップ、湯飲みなどの食器や、花瓶、つぼなどが並ぶ。今回は、ほかの物に比べて低い温度で焼く必要がある土鍋も製作。大小さまざまなサイズを用意した。

 また、これまでは信楽焼を中心に製作していたが、唐津焼の皿や鉢も用意した。25歳から独立する30歳まで修行したのが佐賀県唐津市で一番好きな焼き物だという。「原点に戻る気持ち」で数十年ぶりに製作した。

 陶器展に向け、最高温度1300度に達する窯の前で、徹夜もしながら製作しており、「やっと(陶器展に)こぎ着けた。静かに冬のひとときを楽しんでいただければ」と話している。時間は午前10時〜午後4時。購入者には軽食サービスもある。

 コンサートは16日午前11時から延岡市内在住のジャズピアニスト・入鹿山悟さんらによる演奏。17日午後1時から、日向市のコーラスグループ「ヒューガン・ボイセス」が出演して行われる。

 夢境庵は、国道326号を西進し、佐伯市宇目町との大分県境のトンネル手前を左折した高台にある。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/