本紙掲載日:2023-12-16
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宮崎国際音楽祭、県民の誇りに

県立劇場名誉館長・故青木賢児さんに県民栄誉賞

 県は14日、8月に90歳で亡くなった県立芸術劇場名誉館長の故青木賢児氏に県民栄誉賞を授与した。同日県庁で授賞式が行われ、青木氏に代わり妻の美歌さんが賞を受け取った。

 青木氏は宮崎市生まれ、東京大文学部卒。1957年にNHK入局。理事、専務理事などを経て91年にNHK交響楽団理事長、93年に同劇場の初代館長に就任。96年の第1回から2015年の第20回まで宮崎国際音楽祭総監督も務めた。

 総監督として世界的バイオリニストのアイザック・スターン氏を迎えて国内外で高く評価される音楽祭に育て、県民の自信と誇りとなるものにしたほか、県民が世界トップクラスの演奏に触れる機会を創出したことから、本県文化の向上、発展への功績が認められた。

 式で河野知事は「県民に大きな感動と活力を与えてくれました」とたたえた。美歌さんは「立派な賞を頂いて本当にありがたい。本人もびっくりしていると思います」と話した。同席した佐藤寿美県立芸術劇場館長は「後を継ぐ人間にとって励みになります」と述べた。

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