本紙掲載日:2023-12-16
(7面)

来年1、2月に5イベント−延岡市

記者会見で詳細を発表する(左から)アウト・オブ・キッザニアinのべおか実行委員会の日野幸春副実行委員長、友井実行委員長、読谷山市長

アウト・オブ・キッザニアなど、17日から予約受け付け

◆SDGs月間と位置付けて

 内閣府の「SDGs(持続可能な開発目標)未来都市」に選ばれている延岡市は、来年1、2月をSDGs月間とし、五つのイベントを開催する。このうち、「アウト・オブ・キッザニア・インのべおか2023」など2イベントの予約受け付けが17日午前9時から始まる。

 読谷山洋司市長らによる記者会見が8日に同市役所であり、読谷山市長は「SDGsを実行することは、毎日の延岡の中の暮らしの中でできること。楽しく、大事なことを知って学んで体験してほしい。毎日の生活の中でSDGsをさりげなく実行できるような、そんな市民の皆さんがイベントを通じて増えていくことを期待している」と話した。

 イベントは、1月14日の「カーボンニュートラルイベント」を皮切りに、2月18〜24日の「『空飛ぶクルマ』シミュレータ体験」まで。

 このうち、職業体験イベントの「アウト・オブ・キッザニア・インのべおか2023」は2月3、4日に野口遵記念館(東本小路)をメイン会場に開く。県内唯一のイベントで3年目。17日午前9時から先着順で受け付ける。

 同イベントは、子どもの職業・社会体験施設「キッザニア」の企画、運営を行うKCJGROUP(本社・東京都、圓谷道成社長)が監修。地域の仕事を体験し、働くことや地域の魅力に触れることが目的で、昨年は延べ約800人参加した。

 今年は、パソコンで作った図面を元にレーザー溶接をする製造スタッフ、木工作業員、板金加工職人、塗料会社技術職など、「ものづくりの街延岡」として、ものづくりの仕事も複数企画。歯医者や税務職員、重機オペレーター、鍼灸(しんきゅう)師など、新規を含む27種類のプログラムを提供する。

 記者会見に出席した友井康弘実行委員長(57)=延岡市商店街連合会会長=は、「子どもたちが地元延岡の仕事やそこで働いている人の思いを知り、仕事への関心が深まることで、仕事や社会に対する子どもたちの気付きを引き出し、生まれ育った延岡にもっと愛着を持ってもらうイベントにしたい」と意気込んだ。

 予約は来年1月19日まで受け付けるが、毎回、開始早々に定員が埋まるプログラムが多くあるという。キャンセルが発生した場合はその都度、予約を受け付ける。当日キャンセルが出た場合は、求人票として会場に張り出し、当日の参加者を募る。

 対象は市内在住の小学1年〜中学3年生。参加費は500円だが、別に材料費が必要なものもある。申し込みは「アウト・オブ・キッザニアinのべおか」の専用サイトから。問い合わせは市企画課(箟箍22・7003)まで。

 また両日とも、市内の小学生を対象にした「プログラミング体験広場in延岡」を延岡駅西口街区ビル(幸町)で、「SDGs体験イベント」を市役所で同時開催。市役所と同街区ビルとを結ぶシャトルバスを運行する。

 プログラミング体験広場も17日から予約の受け付けを開始。キッザニアと同じウェブサイトから申し込みができる。無料。問い合わせは市商工観光文化部(箟箍22・7035)まで。

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