本紙掲載日:2023-12-16
(7面)

きねと臼使って餅つき

きねを振り下ろして餅をつく子どもたち
熱々の餅をちぎって丸めた

5年生が保護者らと楽しく体験−延岡小

 年間を通して米作りについて学んでいる延岡市立延岡小学校(眇晃一校長、397人)5年生53人は14日、稲刈りで収穫したもち米で、餅つきを行った。きねと臼を使った伝統的な餅つきを保護者と一緒に楽しんだ。

 同校では、5年生が総合的な学習の時間に米作りを学習。約20年前から田を借り、子どもたちの米作り学習を支援している地元の瀧本喜義さんの協力を受けている。今年は4年ぶりに行われた。

 児童は、学級別に五つのグループに分かれて活動。教職員や保護者らの手助けを受けながら、1グループが4キロずつもち米をこね、きねでつき、ちぎって丸める―という一連の作業を体験した。

 「1、2、3」という威勢のいい掛け声を響かせながら、力いっぱいきねを石臼にたたき付け、熱々の餅を丸めると、持参した容器に入れてそれぞれ持ち帰った。

 1組の峯田奈々さん(11)は、「手が痛くなったが、その分おいしくなると思って頑張れた。貴重な体験ができた。家で果物を育てているけれど、米は成長が早くてびっくりした。お餅はそのまま食べたり、アイスを包んで食べたりしたい」と話していた。

 3学期には、米作りを通してそれぞれが関心を持ったテーマについて、調べ学習を行うという。

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