本紙掲載日:2023-12-18
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春が楽しみ−金ケ浜ビュー園地

ネモフィラの苗を植える参加者(17日、金ケ浜園地)

地元住民がネモフィラ植栽−日向

 日向市の金ケ浜壮年会(児玉貴美会長)と平岩まちづくり協議会(黒木英信会長)は17日、同市幸脇の金ケ浜園地(愛称・金ケ浜ビュー園地)でネモフィラの植栽を行い、地元住民らが園地内2カ所の花畑に苗を植えた。

 本格的に植栽を始めた2021年から毎年行っている。作業には子どもから大人まで約50人が参加。同壮年会が園芸ハウスで丹精して育てた苗約1万本を、園地内に立つワシントニアパームの周囲に約30センチ間隔で一つ一つ丁寧に植えていった。

 1年草のネモフィラは、細かく枝分かれし、広がりながら澄んだ水色の花を咲かせる。開花時期は3月下旬〜4月。満開になると、花と眼下の日向灘、図上の青空が織り成す一面ブルーの景色が見られることから、これまでもSNSなどで話題となっている。

 同園地は、金ケ浜海水浴場の南に位置する国道10号沿いの県有地。長年放置されていたが、15年度に県と市が生い茂った雑木と竹を伐採、整備した。

 18年度から平岩まちづくり協議会と金ケ浜壮年会が連携して草刈りや花の植栽など管理・美化活動を担っている。

 同園地の風景を守り、生かしていこうと、ネモフィラの他に春は菜の花、夏はヒマワリと、年間を通して花で彩る。

 児玉会長は「子どもたちも参加してくれて、やりがいがあります。花が咲いたら、みんなに見に来てもらいたい」と話した。

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