本紙掲載日:2023-12-18
(2面)

青の國若山牧水短歌大会表彰式

表彰を受ける小学生の部最優秀賞の川村さん(17日、日向市中央公民館)

川村さん(日知屋東小4年)最優秀賞−日向市

 第13回青の國若山牧水短歌大会の表彰式は17日、日向市中央公民館で行われ、入賞者に表彰状などが贈られた。青の國短歌大賞は、群馬県沼田市の桑原環世さんの作品「今此処に居ることも多分旅だろう宇宙の隙間に卵を落とす」。県北関係は、小学生の部で日向市立日知屋東小学校4年の川村栞愛さんの作品「帰り道木の葉ひらひら一まいがわたしのぼうしに静かにすわる」が最優秀賞を受賞した。

 大会は日向市、同市教育委員会、日向若山牧水顕彰会が主催。一般の部(自由題)、同(題詠「道」)、小学生の部、中学生の部、高校生の部の5部門に計4836首が寄せられた。内訳は、一般の部(自由題)647首、同(題詠)652首、小学生の部833首、中学生の部1443首、高校生の部1261首。

 選歌は、一般の部自由題を若山牧水記念文学館(同市東郷町)館長で歌人の伊藤一彦さん、同題詠と小・中・高校生の各部門を第17回若山牧水賞受賞者で歌人の大口玲子さんが務めた。審査の結果、全部門を通じた青の国短歌大賞をはじめ、各部門の最優秀賞、優秀賞、優良賞、佳作の計131首が決まった。

 表彰式では、出席した各部門の入賞者に十屋市長、今村卓也市教育長、同顕彰会の那須文美会長から賞状が贈られた。この後、講評があり、伊藤さんと大口さんが受賞作品の解説などを行った。

 川村さんは「まさか選ばれるとは思わなかった。第14回でも最優秀賞を目指したい」と笑顔で話した。

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