本紙掲載日:2023-12-18
(8面)

仕事・生活−不安や悩みに応談

のべんちゅ企画−「地域と障がい福祉」相談会

 どこに相談に行けばいいのか、誰に相談すればいいのか分からない人たちの窓口になりたいと、延岡市出北で障害者グループホームを運営する「のべんちゅ」(池田友彰社長)は9日、同市社会福祉センターで「地域と障がい福祉のなんでも相談会」を開いた。障害のある人や家族らが訪れ、専門職が相談に応じた。

 のべんちゅは、知的、精神障害がある人を対象にした「障がい者グループホームオアシス」を運営。地域の中で生活が続けられるよう、日常的にサポートを行っている。

 「福祉サービスを受けることができているのは、障がい者手帳を保持している人の1割程度」という話を聞き、企画した。

 会場には、介護福祉士として働く同ホームのスタッフや、障害福祉に携わる人、司法書士やファイナンシャルプランナーが相談に応じ、仕事や生活などの不安、悩みなどに助言した。

 また、同ホームで生活している利用者は日中、就労継続支援事業所などに通って作業を続けていることから、さまざまな福祉サービスを行っている事業所があることも知ってもらおうと、延岡市と日向市のB型12事業所、A型3事業所の協力を受けて、事業所で作っている商品や事業所紹介のパンフレットも展示した。

 池田社長(31)は、「どこに相談すればいいか分からないという人の窓口として、地域に密着して活動していきたい。今後も開催頻度を上げながら、続けていければ」と話した。

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