本紙掲載日:2023-12-20
(7面)

最後までゴール目指して

日之影中ロードレース大会

 日之影町立日之影中学校(藤田雅元校長、78人)のロードレース駅伝大会は15日、校内グラウンドと外周コースで行われた。体力の保持増進に努め、苦しさを仲間と乗り越えた時の達成感を学校生活の糧とする恒例行事。全校生徒が学年混合でチームを組み、タイムや順位に応じた得点の平均値で競った。

 この日は、前日に降った雨が上がり、季節外れの暖かさも相まって運動日和に。開会式で藤田校長は「きついということは限界に達しているというサインで、長距離走においてはその限界を超えることで新しい自分が見えてくる。最後までゴールを目指して頑張ってほしい」と激励した。

 全校保体委員長の甲斐華蓮さん(14)=2年=による開会あいさつと鮫島亨さん(15)=3年=の選手宣誓に続き、全5チームが個性あふれる決意表明を披露。準備運動で体を温めて競技へ移った。

 両種目ともグラウンドの周回数で距離を調節し、男子約2キロ、女子約1・5キロを疾走。サザンカの咲き誇る外周を駆け抜け、再びグラウンドに戻ってきた生徒たちは、チームの分け隔てない声援に迎えられながらゴールテープを切った。

 駅伝最終区のゴール目前でトップと55秒差を逆転し、全校を沸かせた「カメレオンとクラムボン」チームの興梠真人さん(14)=2年=は「たすきをもらった時は少し不安だったけど、絶対1位になると思いながら走った。最後の最後で逆転することができてうれしかった」と目を細めた。

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