ＮＨＫ紅白「日向岬」登場

日向市観光大使・水森かおりさんご当地ソング

　ＮＨＫは２２日、大みそかに放送する第７４回紅白歌合戦で、出場者が歌唱する曲目を発表した。紅組では、日向市観光大使を務める水森かおりさんが出演、同市の観光名所を舞台にしたご当地ソング「日向岬」を歌うことが決まった。市内では早くも「大みそかが楽しみ」と盛り上がっている。

　水森さんは東京都出身。１９９５年にデビューし、これまでに１４４曲のご当地ソングを歌い、日向市をはじめ全国２５自治体の観光大使を務めるなど「ご当地ソングの女王」とも呼ばれる。

　２００３年に日本レコード大賞金賞など数々の賞を受賞。ＮＨＫ紅白歌合戦には０３年から２１年連続出場となる。

　日向市は今年１月、新曲「日向岬」を発売したことに合わせ、市の観光大使を委嘱。３月に日向岬の細島灯台がある展望公園で委嘱式を行った。

　その後も８月の日向ひょっとこ夏祭りで歌を披露。１０月にはファンクラブのツアーが日向岬を訪れている。市には、同岬の場所を訪ねる県外からの問い合わせが増えたという。

　曲目が発表されたことを受け、十屋幸平市長は「大変うれしく思う。紅白歌合戦という素晴らしい機会を通して、日向岬の魅力が水森さんの歌とともにさらに広まることで、多くの方々に本市へ訪れていただけることを願っている」とコメント。

　日向市観光協会の黒木繁人会長は「こんなにうれしいことはない。国民的番組なので、これを機に日向岬が例年以上のにぎわいを見せてくれるとうれしい」と話した。（７面に関連記事）