本紙掲載日:2023-12-25
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2023歳末点描−年末恒例しめ縄競り

しめ縄の競りで活気づいた延岡綜合地方卸売市場

延岡綜合地方卸売市場

 延岡市牧町の延岡綜合地方卸売市場(甲斐郁夫社長)で25日、新年を迎えるのに欠かせない「しめ縄」の競りがあった。

 競り場には、家庭用の手ごろなものから、事業所や商業施設などに飾る2メートルほどのものまで約7500本のしめ縄が並んだ。

 通常の野菜や果物の競りの後、競り人の笛を合図にスタート。買い受け人は目を付けていた商品に次々と手を挙げ、落札していった。

 獅子舞などの飾りで華やかな特大サイズのものに3万3千円が付き、最高額。「景気がいいね!」と場内は盛り上がった。

 今年は台風による影響がなかったため、全体的に良質。昨年より入荷が増えた家庭用のものは安値となり、生産者の高齢化、後継者不足で年々数が減っている大型のものは高値で取引された。

 甲斐邦治営業部長は「しめ縄飾りは日本の伝統。最近は海外産も出回っていますが、ぜひとも地元産の飾りで正月を迎えていただきたい」と話した。

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