本紙掲載日:2023-12-26
(1面)

2023歳末点描−親子で門松作り

門松を作る親子(24日、美郷町西郷)

美郷町西郷の森の科学館

 新年を迎える準備が着々と進む中、美郷町西郷の森の科学館で24日、門松作り教室があり、訪れた親子らが楽しみながら伝統的な飾りを手作りした。

 同教室は、元同館館長の黒木義和さん(82)=日向市曽根町=が館長時代の21年前に開始した恒例人気イベントで、この日も町内外から37組57人が参加した。

 作業を前に黒木さんが門松について「年神様を迎えるための飾りで、13〜30日に飾り、29日は『二重苦』、31日は『一夜飾り』で縁起が悪いため飾らない」と説明。飾りの松、竹、梅、ゆずり葉などの意味合いについても解説した。

 その後、参加者は竹の扱いや、初めて耳にする「男結び」の結び方に苦労しながらも、親子や夫婦で協力し合いながら丁寧に作った。

 兄姉で一対ずつ作った美郷町西郷の山内小士朗さん(7)は「楽しかった」と満足げ。一方、小梅さん(4)は「まだ出来てない」と最後まで熱中していた。父の正史さん(41)は2人の様子に「来年も健康で過ごせれば」と笑顔で話した。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/