本紙掲載日:2023-12-26
(7面)

ゲーム通し親睦深める

児童と高齢者の交流会−五ケ瀬町社会福祉協議会

 五ケ瀬町社会福祉協議会(会長・小迫幸弘町長)の世代間交流会「わくわくサロンinクリスマス」が25日、同町福祉センターであった。町内の共生型福祉施設やデイサービスを利用する高齢者ら約40人と、地元の三ケ所、上組小に通う児童計17人が参加。昔の遊びを交えたレクリエーションで楽しく親睦を深めた。

 同町の高齢者福祉・介護保険事業計画の基本理念「このまちでいつまでも自分らしく」を推進するいきいきサロン事業の一環。年1回の交流を目安に餅つきなどを行っていたが、今年はコロナ禍の影響で4年ぶりとなることから「大々的に」と初めてのパーティー形式で企画された。

 この日は全員で昼食を食べ、社協職員が1カ月ほど構想を練ったというプログラムへ。約3メートルの手作りツリーが置かれ、オルゴール調のクリスマスソングが響く場内で円形に座り、童謡「あんたがたどこさ」に合わせたお手玉まわしや童話「桃太郎」のパズル絵本、「手のひらを太陽に」の手遊びなどを楽しんだ。

 続いて、町内の読み聞かせグループ「つくしんぼ」による昔話やブラックパネルシアターの上映があり、高齢者も児童も食い入るように鑑賞。ハーモニカの生演奏で「ふるさと」を合唱した後、ケーキとお菓子を受け取った参加者はとびきりの笑顔を見せていた。

 参加した後藤長子さん(67)=同町桑野内=は「工夫が詰まった出し物が多く、心が豊かになる交流会だった」。後藤龍将さん(12)=上組小6年=は「手遊びが面白かったので、家でもおばあちゃんと一緒にやってみたい」とにっこり。

 同社協の渡邊竜洋事務局長(52)は「人口減少が進んでいることに加えて小さな自治体なので、子どもからお年寄りまで顔が見える関係づくりは大切なことだと思う。今後もいろいろと計画していきたい」と話した。

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