本紙掲載日:2023-12-28
(7面)

新たな延岡の観光イベントに

夜空を彩った約80基のスカイランタン
167本の和傘がライトアップされた
高さ4メートルの和風クリスマスツリー

和風のクリスマスイベント初開催−城山公園

 延岡市の城山公園で23日夜、スカイランタンと、ライトアップした和傘や扇子で辺り一帯を彩る和風のクリスマスイベント「和光彩」があった。新たな観光イベントによって延岡を盛り上げようと初開催。約400人(主催者発表)が来場した。

 和光彩は、同公園で昨年7月、世界平和と鎮魂を願い、九州スカイランタンを開催した若手イベント運営企画WIP(ワイプ)の玉木和馬代表(41)が中心となって企画。賛同したケーブルメディアワイワイ(末次稔社長)、サンドウェーブ(前田遼社長)、のべおか彩の会(石田武久会長)などで組織された同実行委員会が主催した。

 会場には167本の和傘と約100本の扇子が飾り付けされ、ライトアップ。「ジャパニーズクリスマスという、延岡でしか見ることができないものをつくって魅力を発信したい」と設置された高さ4メートルの和傘製のクリスマスツリーには、来場者が次々に訪れて写真撮影を行うなど、人気スポットだった。

 午後6時半すぎ、世界平和や家内安全など、願い事が書かれた約80基のスカイランタンが一斉に夜空に放たれると「うわー」という歓声が上がり、寒い夜を温かな光が彩った。

 玉木代表は、「延岡だけでなく、県外のお客さまにも来ていただけた。来年はさらに和のコンテンツを増やしたいと思っているので、一歩一歩県外に発信し、全国、世界から来てもらえる延岡オリジナルのイベントを地域の人たちと一緒につくり上げたい」と話した。

 イベントは人材育成も目的としており、準備や当日の運営に、延岡工業高、延岡星雲高、聖心ウルスラ学園聡明中・高等部の高校生13人がボランティアとして参加した。

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