本紙掲載日:2024-01-05
(2面)

新春に二十歳の誓い−

高千穂町の「二十歳の記念式典」で謝辞を述べる冨眄瓜イ気
日之影町の「はたちの集い」で、出席者を代表して誓いの言葉を述べる田中錠さん

高千穂、日之影町で式典や集い

 高千穂町の「二十歳の記念式典」と日之影町の「はたちの集い」は4日、高千穂町自然休養村管理センター、日之影町役場町民多目的ホールでそれぞれ行われ、華やかな振り袖や真新しいスーツに身を包んだ若者が大人としての決意を新たにした。一昨年4月に成人年齢が18歳に引き下げられたが、両町は従来通り20歳を対象に実施した。

◆自覚と責任持ち社会に貢献−高千穂町

 高千穂町の二十歳の記念式典には、対象者120人のうち96人が出席した。

 式典では、甲斐宗之町長が押方優人さんに「二十歳の証」、手嶋希望さんに記念品を手渡した後、「これからの人生では選択、決断を自分で行わなければならないことやさまざまな困難に突き当たることもあると思う。臆することなく可能性を模索し、若い力で乗り切ってほしい」と式辞を述べた。

 町議会の坂本弘明議長と佐藤雅洋県議の祝辞に続き、出席者代表の冨眄瓜イ気鵑「社会人としての自覚と責任を持ち、社会に貢献し、お世話になった方々へ恩返ししたい。まだまだ未熟な私たちですが、温かい目でご指導、ご鞭撻(べんたつ)をいただきますようお願いします」と謝辞を述べた。

 伊藤諒さんと佐藤摩裟斗さんによる意見発表もあり、周囲への感謝や将来の抱負などを語った。式の前後には、あちらこちらで久しぶりの再会を喜ぶ姿が見られた。


◆ふるさと愛し、立派な社会人に−日之影町

 日之影町の「はたちの集い」には、対象者33人のうち29人(男性12人、女性17人)が出席した。

 佐藤貢町長が、代表の山室梨紗さん(20)に記念品を贈呈し、「現代の社会は急速に変化し、先行きが不透明な時代。皆さんの若い力と行動力が日之影町、日本の新しい時代を切り開く原動力となることを期待している。はたちの集いを一つの節目として人生の将来図を描き、一度しかない人生に悔いを残さぬよう、それぞれ活躍するよう願っている」と式辞を述べた。

 来賓の祝辞に続き、田中錠さん(20)は「成人として認められる喜びとともに大人として課せられた責任の重大さを身をもって感じ、心が引き締まる思い。これからも私たちが生まれ、育ち、学んだ日之影町を愛し、立派な社会人になる」と誓った。

 集いの後には「はたちを祝う会」もあり、中学時代の恩師からのビデオメッセージの上映や景品が当たる抽選会で盛り上がったほか、記念写真を撮るなどして久しぶりの再会を喜んでいた。

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