本紙掲載日:2024-01-06
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ヘルストピア横にスポーツパーク整備

延岡市スポーツパークの完成予想図(実施設計案より)

26日まで市民の意見を募集−延岡市

 延岡市は若者を中心に人気のスケートボードや3on3バスケットボールなどが楽しめる「スポーツパーク」を、2024年度中に長浜町のヘルストピア延岡南東側に整備する実施設計案を発表した。26日まで市民意見を募る。

 計画によると、敷地面積は既設のトイレ部分を含め2600平方メートル。コンクリート舗装のスケートコート(1580平方メートル)と、樹脂系滑り止めカラー舗装の3on3バスケットコート2面(計620平方メートル)が入る。

 このうち、スケートコートはスケートボードやインラインスケート、競技用自転車のBMXに対応。初心者から中級者以上まで楽しめるよう、9種類のセクション(構造物)を配置するという。

 3on3バスケットコートは利用中の飛球対策として、2面を背中合わせに配置。片方のコートは小学生以下の子どもも利用しやすいよう、ミニバスケ用に向きと高さを変えたゴールも設置することにしている。

 付属施設・設備として、照明設備やフェンス、防音壁、駐輪場、休憩場、監視カメラを設置。利用料金は無料で、利用時間は午前8時半〜午後9時を予定している。

 概算工事費は約2億2000万円を計上。資材価格の高騰や施設内容の充実・拡大、安全のため防球フェンスを高くした結果、基本方針策定時(22年12月)より約1億円増えた。

 財源は、地方債1億9800万円、その他・一般財源2200万円とし、その他の財源にはスポーツ振興くじ助成金が活用できるという。

 また、整備費とは別に、維持管理費は年間約56万円と試算。管理者は施設に常駐せず、鍵の開閉や定期的な巡回のみを周辺公共施設管理者に依頼する方針。清掃や備品などの破損状況確認は、市内の愛好団体に協力を求めるなど、経済的・効率的な管理を目指すこととしている。

 アーバンスポーツは、東京2020オリンピックの正式種目となったこともあり、全国的に競技人口が増加。一方、市内では安全に楽しめる場所が少なく、市主催の「若者が描く魅力あるまちづくりミーティング」などでも施設整備の要望が高まっていた。

 このため市は22年度に競技者団体やスポーツ、教育、青少年育成の各分野、地域住民の代表、高校生らを委員とする市スポーツパーク整備検討委員会を立ち上げて協議・検討。基本方針に寄せられたパブリックコメントを反映して、今回の実施設計案をまとめた。

 「延岡市スポーツパーク整備実施設計(案)」に対するパブリックコメントは26日まで募集する。

 実施設計案は、市ホームページのほか、市役所の経営政策課(6階)、情報公開センター(2階)、市民スペース(1階)、各支所・総合支所、市立図書館、各コミュニティセンター、市民協働まちづくりセンター、舞野地区多目的研修センター、駅前複合施設エンクロスで閲覧できる。

 意見は住所、氏名、年齢を記入し、持参か郵送、ファクス、電子メールで、〒882―8686延岡市東本小路2の1延岡市企画部経営政策課市民協働係(ファクス=延岡22・7090、kyodo@city.nobeoka.miyazaki.jp)まで。電話では受け付けない。問い合わせは同課(箟箍22・7079)。

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