本紙掲載日:2024-01-06
(2面)

地域防災への決意新たに

高千穂町消防団の出初め式。中心部で分列行進を披露する団員たち

西臼杵3町で消防出初め式

 高千穂、日之影、五ケ瀬町の消防出初め式・消防始(はじめ)式が5日、各地で一斉に行われた。いてつく寒さの中、通常点検や発水試験などを通じて地域防災への決意を新たにした。

 このうち、新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった高千穂町の消防出初め式には、町消防団(馬原祥団長)の団員342人が参加。式に先立って行われた分列行進では、ラッパ隊の吹奏に合わせて一糸乱れぬ行進を披露した。

 その後、町総合公園競技場に会場を移し、点検長の甲斐宗之町長らが「コ」の字型に並ぶ団員らを観閲。分団ごとの通常点検や第4分団機動部、第6分団第1部による発水試験もあり、意気盛んに取り組んだ。

 甲斐宗之町長は「災害が起きた際、一番に頼られるのが地域に通ずる消防団。住民の安心安全を守るために組織内の連携を深め、消防団としての機能をしっかりと果たせるよう精進を重ねてほしい」と訓示。

 馬原団長は、1日に発生した能登半島地震に触れ、「現地で復興に尽力する消防団の映像を見ると改めて、私たちの役割の重要性を考えさせられる。町内においても住民の安心安全を守れるよう、しっかりと訓練に励んでほしい」と力を込めた。

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