本紙掲載日:2024-01-10
(3面)

新春初市−幸先いいスタート

高千穂林産物流通センターで行われた新春初市(9日)

林産物流通センター・高千穂

 県森林組合連合会(長友幹雄代表理事会長)の新春初市が9日、高千穂町三田井の高千穂林産物流通センター(杉田芳朗所長)であった。最高値はヒノキの直材(長級4メートル)2万2700円、1立方メートル当たりの平均価格初値はスギ約1万3200円、ヒノキ約1万6000円と平年並みか強含みとなり、幸先いいスタートを切った。

 式典で県森林組合連合会の廣津和夫代表理事副会長は「森林環境税の課税スタート」「県のグリーン成長プロジェクト」などを〃林業機関への追い風〃として列挙。「地元の西臼杵森林組合と力を合わせ、森林資源とお金が地域で循環する林業を実現できるよう取り組む」とあいさつした。

 江藤拓衆議院議員らによる祝辞に続き、杉田所長の音頭で景気付けの3本締め。来賓が競り人を務め、売れ筋の製材を卸す「記念売り」を行った後、初競りが始まった。

 売り子の掛け声が飛び交う中、町内外約25人の業者らが参加。入札票に価格を書き込み買値を競い、五ケ瀬町三ケ所の五ケ瀬林産物流通センターと合わせて約6000立方メートル(スギ5500立方メートル、ヒノキ500立方メートル)が取引された。

 この日はまた、昨年中の高額買い上げ業者やセンターの運営などに貢献した製材業者に感謝状が贈られた。表彰を受けた業者は次の通り。

【買い上げ業者】清水▽松本木材▽東部産業▽ランバーやまと▽阿蘇森林組合蘇陽加工所▽ヤマサ▽佐藤林業▽小田製材所。

【貢献業者】福森産業▽中矢林業▽甲昭林産▽菊田木材▽飯干木材▽那須総合林業。

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