本紙掲載日:2024-01-10
(2面)

住民ら集まり、節目祝う

ステージから餅をまく二十歳の成人たち(7日、細島小学校体育館)
餅をまく灘神会の男性たち

二十歳と還暦・16人が福餅まき−日向市細島

 日向市細島で今年度に二十歳と還暦を迎えた住民らを祝う「新春福餅まき大会」が7日、市立細島小学校体育館で4年ぶりに行われた。子どもから大人まで約150人が集まり、節目を祝った。

 世代間のつながりを大切にし、地域を活性化させようと、細島まちづくり協議会(三輪俊二会長)の地域活性化部会が10年ほど前から行っている。前日に小学生を含む地区住民が餅をつくなど、準備を進めてきた。

 餅をまいたのは、出身者を含む20歳の男女12人と、1963(昭和38)年生まれの住民でつくる「灘神会」(疋田清人会長)の男性4人。会場からは祝福の拍手が送られ、ステージ上から一斉に餅がまかれると、住民たちは歓声を上げながら拾っていた。

 参加した専門学校生の神夏里さん(20)=福岡市=は「これまで支えてくださった地域の皆さんに感謝の気持ちを込めてまいた。地元は温かいと思った」と笑顔。会社員の宇田津拓海さん(20)=細島=は「これから大人として責任感など意識を高めていきたい」と気持ちを新たにしていた。

 灘神会の一政善光副会長(60)は「地域の方々に準備をしていただき、ありがたい。みんなが集まり、久しぶりに会う人もいて、触れ合えるのがいい」と話した。

 地域活性化部会の松葉藤吉会長(79)は「少しでも地域との一体感を感じてもらえるとうれしい」と話していた。

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