本紙掲載日:2024-01-10
(2面)

新型コロナ週刊トピック

感染者数、6週連続で増加−定点5・03人・入院患者数も増−県内

 県の感染症週報2023年第52週(昨年12月25〜31日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は前週を32%上回り、定点当たり5・03人と、6週連続で増加しました。今月3日時点の入院患者数は119人で前週から1・54倍(42人)増加し、重症者はいませんでした。

◆延岡・西臼杵「黄圏域」継続

 県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵の感染者数は前週からさらに18・2%増加して定点当たり9・33人となり、4段階で色分けした注意喚起の区分は3週連続で、上から4番目の「黄圏域」(基準値=定点当たり5人以上)でした。県内最多で、上から3番目の「オレンジ圏域」(同10人以上)に迫っています。

 日向・東臼杵も同6・17人で前週から27・7%増えて、再び黄圏域となりました。黄圏域は都城・北諸県(定点当たり5・20人)を含め3圏域となっています。

 西都・児湯(同2・67人)、小林・えびの・西諸県(同3・50人)、日南・串間(同3・80人)、宮崎・東諸県(同3・89人)は落ち着いています。

 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、▼5歳未満が16%▼30代15%▼5〜9歳と20代、40代が10%▼10〜14歳と50代が各9%▼60代7%▼15〜19歳と80代以上が各5%▼70代4%でした。

 定点報告数を基にした県内の推計感染者数は1日当たり216人(前週164人)と12週間ぶりに200人を上回り、6週連続で増加しました。全国の感染状況(今月4日発表)は昨年12月18〜24日の1週間で定点当たり4・57人と前週の同4・15人を上回り、各地域とも増加傾向にあります。

◆延岡市独自集計前週比30人増

 延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、昨年12月25〜31日の合計は前週比30人増(1・22倍)の165人でした。日別では、25日30人▽26日26人▽27日19人▽28日20人▽29日19人▽30日30人▽31日21人−となっています。

 一方、県が延岡保健所管内から報告を受けた定点医療機関当たりの新規陽性者数も11・29人で、前週の9・43人から19・7%増加し、オレンジ圏域レベルとなりました。年明けからさらに増加しており、市や市医師会は感染防止の対策を呼び掛けています。

◆次回掲載は13日

 今回の「新型コロナ週刊トピック」は昨年末分の県感染症週報が9日に発表されたことに伴い、年始号としてお伝えしました。次回は通常通り週末の13日に掲載予定です。

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