本紙掲載日:2024-01-11
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能登地震・募金活動の輪広げよう

登校の時間帯に合わせ義援金を募るSPSサポーターのメンバー(けさ、門川中)

SPSサポーター・校内で義援金募る−門川中

 門川町の門川中学校(日盞魄賚差残后■苅牽型諭砲任韻機能登半島地震の被災者を支援しようと、学校安全を推進するSPSサポーターの生徒たちが校内で義援金を募った。

 SPSとは「セーフティプロモーションスクール」の略で、門川中は2021年2月、門川高と共に九州で初めて、日本セーフティプロモーションスクール協議会(大阪教育大学学校安全推進センター内)からSPSの認証を受けた。

 「生活」「災害安全」「交通安全」の3分野で学校安全を推進しており、生徒たちにも主体的に関わってもらおうと毎年度、生徒からSPSサポーターを募っている。

 今年度は18人(1年生9人、2年生5人、3年生4人)が活動。このうち4人が今年度の防災士資格取得試験に合格しており、意識は高い。

 今回の募金活動は、3学期が始まった9日にメンバーで話し合い、登校の時間帯に合わせ11、12日の2日間、校内で取り組むことを決めた。

 10日に校内放送で全校生徒に知らせ、初日のけさ、メンバーは早速、手作りの募金箱を手に下足棟入り口に立った。

 「義援金をお願いします」との呼び掛けに多くの生徒が立ち止まり、正月にもらったお年玉の一部や、家族から預かったというお金を募金箱に入れていた。

 メンバーの一人、3年生の安藤礼樹(らいき)さん(14)は「正月の地震発生はとても衝撃的で、被災者のために何かできないか考えていた。メンバーはもちろん他の生徒もみんな同じ気持ちだったと思う。募金活動の輪が、さらに広がっていけば」と話した。

 募金活動はあすも行われ、集まった義援金は石川県庁に送金する予定という。

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