本紙掲載日:2024-01-13
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大学入学共通テスト始まる−14日まで

自分を信じ平常心でgo!

 大学入学共通テストが13日から、全国668会場で一斉に始まった。今年の志願者数は49万1913人で、県内では3751人。県北唯一の会場である延岡市吉野町の九州保健福祉大学では、市内外の高校などに通う受験生約620人が緊張した面持ちで試験に臨んだ。

 午前9時前、受験生は互いに「頑張ろうね」と励まし合いながら各教室へ。参考書に目を通したり、深呼吸をして自らを落ち着かせたりする姿が見られた。

 試験開始の同9時半前には、試験官が受験科目の確認やすべての電子機器の電源を切ることなど注意事項を説明。開始の合図と同時に、問題用紙をめくる音が会場に響いた。

 試験は14日まで。13日は地理歴史・公民、国語、外国語、14日は理科、数学の試験が行われる。体調不良などで本試験を受けられなかった受験生を対象にした追試験は27、28日に設定されている。

 全国の志願数のうち現役生は85・3%。大学入試センターによると、共通テストを利用する国公私立大などは864校。内訳は国立大が82校、公立大95校、私立大530校など。

 平均点の中間発表は17日、最終発表を2月5日に行う。得点調整の有無は今月19日に発表する。

 共通テストは、センター試験の後継として2021年から開始され、今回が4回目となる。

◆高校の先生ら熱い応援メッセージ

 不安で胸をいっぱいにしながら試験会場へと向かう受験生たちを励ます日向高校の先生たちがいた。

 試験会場の九州保健福祉大学棟入り口前で、スケッチブックに書いた「自分を信じろ」「平常心でgo!」などの応援メッセージを掲げた。

 スケッチブックは歴代の教職員が受験生に向けて書き、代々継承しているものだという。

 生徒たちは「行ってきます!」と、少し緊張がほぐれた表情で会場に入った。

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