本紙掲載日:2024-01-15
(3面)

観光こども博士に認定−高千穂町観光協会

「高千穂観光こども博士」の認定式。左から榎本校長、興梠さん、甲斐さん、竹尾会長

高千穂小4年43人

 高千穂町観光協会(竹尾通洋会長)は9日、総合学習で高千穂検定の初級相当に合格した高千穂小学校(榎本英雄校長、307人)の4年生43人を「高千穂観光こども博士」に認定した。

 検定は町内に残る神話や文化、観光などに関する知識を深め、郷土愛の醸成へつなげようと毎年実施されており、「初級」「中級」「上級」のうち、小学生が受検できる初級の合格者を「高千穂観光こども博士」に認定している。

 本来は広く一般の受検者を募って行うが、総合学習で地元の魅力を学ぶ高千穂小から昨年4月に打診され、教育課程において初めて導入。授業内容を踏まえるなどして特別に作成した初級相当の30問(1問1答)を出題し、受検者全員に当たる43人の合格を認めた。

 認定式は同校であり、竹尾会長が代表の甲斐葉純さん(10)と興梠ななみさん(10)に認定証を授与。また、町産杉を直径約5センチ×厚さ約5ミリの円形に切り抜き、児童の名前や観光協会のマスコットキャラクター「うずめちゃん」の焼き印を施した記念品を贈った。

 大平・野方野地区の山腹用水路について気付きがあったという興梠さんは「いろいろな問題を予想して勉強を頑張ったのでうれしい。学んだ内容を、下の学年の子たちや観光客に自信を持って伝えたい」とにっこり。

 竹尾会長は「素晴らしい神話の町に生まれたことを自覚し、誇りに思ってほしい。大きくなって高千穂の観光にも一役買っていただけたらありがたい」と話した。

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