本紙掲載日:2024-01-16
(7面)

笑顔で自由にダンス

振り付け考え、成果発表−延岡市立一ケ岡小学校

 延岡市立一ケ岡小学校(木村淳子校長、217人)で10〜12日、総合的な学習の時間に4年生32人を対象にした創作ダンスの授業が行われた。一般社団法人「namstrops(ナムストロプス)」(高橋るみ子代表理事)に所属するダンサーや映像作家を講師に招き、児童は型にはまらず自由に踊る楽しさを学んだ。

 文化庁「文化芸術による子供育成事業」の一環。芸術家の表現手法を取り入れたワークショップを実施し、子どもたちが協働して正解のない課題に創造的、創作的に取り組むことで、コミュニケーション能力の育成を図ることを目的としている。

 11日は、同法人のコンテンポラリーダンスカンパニー「んまつーポス」のダンサーで振付家の豊福彬文さん(35)と同法人職員で映像作家の西純之介さん(30)を講師に迎え、学校を紹介するダンス動画を制作。児童は音楽室や視聴覚室、運動場など校内各所で、10日に考えた振り付けで踊り、その様子を豊福さんがカメラで撮影した。

 撮影終了後、西さんが編集した動画を全員で視聴。跳びはねたり走り回ったりして元気よく踊る友人や自身の姿を見て、児童は「面白い」「きれいに撮れてる」と笑顔を見せていた。

 最終日の12日には、同カンパニーのダンサーで振付家のみのわそうへいさん(37)が講師に加わった。児童は最終発表として、講師と一緒に考えたさまざまな振り付けを盛り込んだダンス作品を作り上げた。

 3グループに分かれた児童は、講師からそれぞれアドバイスを受けながら、「応援」をテーマにした振り付けをグループごとに考案。音楽のテンポに合わせて動きやタイミングなどを確認した。

 完成すると、木村校長や武田啓宏教頭を含む教職員5人に練習の成果を精いっぱい披露。木村校長は「みんな笑顔で、楽しいという気持ちが伝わってきた。一人一人の工夫が見えて、とても良い作品だった」と評価した。

 ダンス教室に通っているという尾崎由珠奈さん(9)は「自分たちで振り付けを考えて踊って楽しかった。普段習っているダンスとは違った動きがあって面白かった」と話していた。

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