本紙掲載日:2024-01-18
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国重要文化財指定書を伝達

延岡市赤水町の「日皺判斬陝

◆第6代当主の日睚殄Г気鵑

 昨年9月に国の重要文化財(重文)に指定された延岡市赤水町の「日皺判斬陝廚了慊蟒馘礎式が17日、延岡市役所であった。同住宅を所有する日皺搬茖饗綸主の会社役員、日睚殄Г気鵝複僑供砲出席し、読谷山洋司市長から指定書を受けた。

 市教委文化財・市史編さん課によると、日皺判斬陲錬隠牽坑院別声24)年にブリの画期的漁法「日蘯安臧潴屐廚鯣明し、成功を収めた日盖技圓、96(同29)年に建築した近代和風住宅で、「ブリ御殿」の愛称で知られる。

 指定範囲の3448・78平方メートルの敷地に立つ主屋は、延べ床面積771・86平方メートルの木造瓦ぶき2階建てで、明治中期から大正初期にかけて増改築を繰り返しながら建設した。

 増築した棟には洋風の意匠を交えた迎賓機能を有する部屋を設ける。また、ブリの薫製を製造する薫製室は、全国でも類を見ないカラミれんがと赤れんがを組み合わせた造りが特徴。

 住宅は、穏やかな赤水湾の海上に浮かぶようたたずみ、当時の水産業界の活気を今に伝える貴重な文化財と評価されている。

 亀市のやしゃごに当たる日發気鵑蓮∈2鵑僚妬源慊蠅砲弔い董◆峽物が評価されたことはうれしいが、何世代もが挑戦して発明に至ったことや日本の水産業界に与えた影響など、経緯や背景も広く知ってほしい。できるだけ見て、知ってもらう機会を提供したい」と話していた。

 読谷山市長は、家屋などを守ってきた日皺箸坊桧佞鮗┐靴疹紊如◆峙業に大きなイノベーションを起こした日皺箸竜業や産業の営みを伝える意味でも今回の指定は大きな意義があり、次の世代に伝えていきたい」などと述べた。

 延岡市の重要文化財は、2020年に指定を受けた「旧綱ノ瀬橋梁(きょうりょう)および旧第三五ケ瀬川橋梁」に続いて2例目で、住宅としては初めて。県内の重要文化財(建造物)では11例目で、近代住宅としては串間市の「旧吉松家住宅」に続いて2例目となる。

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