本紙掲載日:2024-01-18
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能登地震−19日から保健師ら派遣

石川県珠洲市に派遣される保健師ら

被災者の健康管理に尽力−県

 県は19日から、保健師らを石川県珠州市に派遣する。第1陣の出発式は17日に県庁であり、被災者の健康管理などに従事する保健師ら4人が、地元住民に寄り添った支援を行うことを誓った。

 福祉保健課によると、派遣期間は19日〜3月31日の予定。期間内に計18班を送る。1班当たりの活動日数は5日間。第2陣から保健師2人と福祉保健部内の職員1人の3人体制となる。

 珠洲市には、空路で大阪府に到着後、レンタカーで向かう。シルバー人材センターに宿泊し、被災地に負担をかけないよう食料などを持参する自己完結型の支援に務める。

 断水で手洗いができず、感染症の拡大が懸念されていることから、保健師らは避難所や自宅で過ごす地域住民の感染症対策を含めた健康管理などに当たるという。

 河野知事は、台風災害などで支援を受けてきた本県代表として感謝の気持ちで支援することなどを要望した上で、「活躍を期待しています。第2陣にしっかりバトンをつないでほしい」と激励した。

 第1陣班長の日向保健所健康づくり課の眛ユキ課長(56)は「南海トラフ地震が発生する可能性もあるので、支援を受ける立場になった時に何が必要なのか、ということも学びたい」と話した。

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