本紙掲載日:2024-01-24
(2面)

パパでもできる!-お手軽料理

講師の説明を聞きながら料理作りに挑戦する父親ら(21日、延岡市内)
完成した料理

県事業-楽しみながらワークショップ

 パパ向け家事・育児スキルアップワークショップ「パパでもできる!かんたん!時短!お手軽クッキング」延岡会場は21日、延岡市大貫町のかわまち交流会であった。子育て中の父親らが参加し、簡単料理の下準備や手順など作り方を学んだ。

 ワークショップは、少子化対策の観点から父親の家事・育児の参加を促進しようと、県が今年度の新規事業で取り組む「『家事・育児』シェア推進事業」の一環。県内3会場(延岡、宮崎、都城)のうち、延岡会場はそのトップとして開かれた。

 講師は、1500人以上のレッスン実績を持ち宮崎市で料理&パン教室「ららキッチン」を主宰する渡邊玲子さん。会場には子ども連れの家族ら約30人が来場し、13人の父親が「ミートスパゲティ&カレードリア」「オニオンスープ」「鍋炊きごはん」の調理に挑戦した。

 タマネギやニンジンのみじん切り、合いびき肉に下味を付けるなど下準備に続き、フライパンで炒めた材料に調味料、ゆでた麺を合わせミートスパゲティを完成させるなどした。講師のユーモアを交えた料理手順の説明や助言に、調理場は和やかな雰囲気だった。

 最後は来場者全員で試食会。参加した父親は自分たちで力を合わせて作った料理の味に笑顔。おいしそうに頬張る子どもたちの姿も見られた。

 2人の子どもを持つ延岡市の会社員濱田泰将さん(36)は、「以前は料理をしていたが、今はやっていない。今回を機にまた料理をしてみようと思った」。同じく2児の父親の山本哲志さん(36)は「子どもも楽しそうだった。今後も家で一緒に料理を作りたい」と話していた。

 県こども政策課の鸙野雅文さんは「少子化施策の観点からみると、男性が家事・育児に参加することで第2子以降の出生率が増えるといったデータもあるので、男性にはぜひ家事・育児に参加してほしい」などと話していた。

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