本紙掲載日:2024-01-25
(2面)

地域の防災マップ−延岡工高

防災マップを受け取った花畑区長(前列中央)と、延工土木科の代表生徒たち。前列右は山内校長

課題研究で独自に作製−災害に備え、北緑ケ丘地区へ

 県立延岡工業高校(山内武幸校長、696人)の土木科3年生8人が17日、独自に作製した「防災マップ」を地元の北緑ケ丘地区(花畑周二郎区長)に贈った。

 8人は松葉陽さん、井上明丈さん、臼井康真さん、黒木健太郎さん、古賀奏多さん、廣永悠真さん、松田海心さん、森岡大晴さん。「延工防災班」として、「地域との共助に向けて」をテーマにした今年度の課題研究で完成させた。

 防災マップは、北緑ケ丘地区を「A」から「M」の13エリアに分け、各エリアから指定緊急避難所となっている同校までの避難時間を、A4判用紙1枚の表裏にまとめた。避難の際、ブロック塀倒壊などの恐れがある予想危険箇所を写真で確認できる2次元コードも併せて掲載している。

 贈呈式は同校であり、約100部の防災マップを受け取った花畑区長は「地域のことを気に掛けていただき、大変ありがたい。頂いたマップは地区の全世帯に配り、活用させていただく。今後も学校との関係を密に、災害に備えていきたい」。

 作製に携わった森岡さん(18)は「(北緑ケ丘地区は)お年寄りも多い地域なので、ゆっくりとした避難に要する時間も計測して取り入れた。老若男女に分かりやすい防災マップに仕上がったと思う」と話していた。

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