本紙掲載日:2024-01-29
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空飛ぶ新玉ネギ・初競り

空飛ぶ新玉ネギの初競り(けさ、延岡市牧町の延岡綜合地方卸売市場)
JA延岡玉ネギ部会が生産するブランド野菜「空飛ぶ新玉ネギ」

例年より5日ほど早い初出荷−JA延岡

 JA延岡のブランド野菜「空飛ぶ新玉ネギ」の初競りが29日、延岡市牧町の延岡綜合地方卸売市場(甲斐郁夫社長)で行われ、JA延岡玉ネギ部会(三雲治男会長)の生産者6人が出荷した151ケース(500キロ)が競りに掛けられた。

 競りを前に三雲会長は「夏の暑さと雨の少なさが発芽に影響したが、小まめな散水に取り組むなど工夫し、例年並みのみずみずしい玉ネギを作ることができました」とあいさつ。

 競りは特設の競り台で行われ、最高額は直径10センチ以上の3Lサイズに、1玉300円が付いた。

 きょうは県内のスーパーなどに出荷され、2月から県外にも出回る。2月9日からは、ゆうパックで個人宅への発送が始まり、ふるさと納税の返礼品にもなるという。

 「空飛ぶ新玉ネギ」はトップゴールドとアリオンという品種のブランド名。辛みの少なさと水分の多さが特長で、葉の部分もネギと同様に食べられる。

 同部会が2ヘクタールで栽培しており、今季は20トンを生産予定。暖冬の影響で例年より5日ほど早い初出荷で、2月中旬に出荷のピークを迎え、3月中旬ごろまで出回る。

 三雲会長は「生で食べられますのでサラダでどうぞ。私としては天ぷらもお薦め」と食べ方も紹介。ただし、通常の玉ネギより水分が多いため、火を入れすぎると溶けてしまうという。

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