本紙掲載日:2024-02-02
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特別展「延岡の豪商谷家」3日から

県内初公開資料も−延岡城・内藤記念博物館

◆商家の暮らしぶりや繁栄の様相

 延岡の商家の暮らしや繁栄の様相に触れる特別展「延岡の豪商谷家〜その暮らしと文化」が、3日から延岡市天神小路の延岡城・内藤記念博物館企画展示室で始まる。3月10日まで。

 延岡藩内有数の商家・谷家の祖といわれる谷栄助は1821年、近江国(現在の滋賀県)から延岡に移住し、息子の五兵衛と商業を営み成長した。

 63年に分家独立した五兵衛の次男である仲吉=初代=は、回船業で財を成したほか、延岡藩主・内藤家が経営していた私立の中学校「亮天社」の経営支援を行うこともあった。

 谷家には、こうした商業活動の中で蓄積された江戸期から明治期の金銀貨、能面や能装束、日常生活に用いられていた漆工芸品、ふすま絵など、数多くの資料が残されている。

 特別展は、延岡市の藤屋社長・谷仲吉さん(79)=4代目=の協力を得て、九州国立博物館(福岡県)に寄託されている資料を含む約200点を展示。延岡の商家の暮らしぶりや繁栄の様相に触れながら、近世から近代にかけての延岡の歴史や文化を紹介する。

 詳細は、本紙へ。

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