本紙掲載日:2024-02-10
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延岡花物語−早春の風物詩、本東寺の慧日梅

かわいらしい梅の花をめでながら野だてを楽しむ来場者

11日まで観梅会

 早春の花々を楽しむ「延岡花物語2024」のオープニングイベント「慧日梅(えにちばい)観梅会」が10日、延岡市松山町の本東寺(吉田海心住職)で始まった。朝から多くの人でにぎわい、満開は過ぎたものの、かわいらしい花々をめでていた。11日まで。

 慧日梅は、湯ノ宮の座論梅(新富町)、高岡の月知梅(宮崎市)とともに「宮崎県三梅」に数えられる。古くから「延岡の春は慧日梅から」と言われ、早春の風物詩として親しまれてきた。

 名前は寺の山号に由来し、境内には推定樹齢240年の枝垂れ白梅をはじめ、白梅50本、紅梅5本がある。今年は暖冬の影響で、枝垂れ白梅が先月下旬には満開になるなど例年より早く見頃が訪れたが、境内にはちょうど見頃の梅の木もあり、訪れた人たちは写真に収めるなどして楽しんだ。

 延岡観光協会と同寺が主催し、境内であった開会式で塩月眞さん(93)が梅を詠んだ歌を朗詠。盛武一則実行委員長(延岡観光協会会長)は「観梅会を契機に、1年間の延岡の観光事業が動き出す。これからの観光情報を効果的に発信し、延岡市に多くの観光客が来てもらえるよう努めていく」と述べた。

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