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地域で親しまれていた郷土芸能
郷土芸能「柚木野(ゆのきの)人形浄瑠璃」について学ぼうと、高千穂町立上野小中学校(末原幹大校長、78人)は5日、同町三田井のコミュニティセンター(歴史民俗資料館)で社会科見学を行った。地域の歴史を知り、郷土愛の醸成などにつなげる総合学習の一環。小学4年生7人が訪れ、学芸員の解説を聞いたり展示資料を熱心に読み解いたりした。 柚木野人形浄瑠璃は、高千穂町上野の柚木野地区に伝わる郷土芸能。地方に浄瑠璃が流行した明治時代以前、農民らが松の木瘤(きこぶ)で素朴な人形を作り、農閑期の娯楽として芝居を始めたことが起源とされる。 保存会が継承し、1962(昭和37)年に県無形民俗文化財の指定を受けたが、少子高齢化などの影響で活動は年々縮小。人形1体に3人を要する「三人遣い」で演じられることから人手不足が致命的問題となり、現在、継承は途絶えている。 この日は元保存会会長の佐藤弘文さん(70)と学芸員の緒方俊輔さん(60)が講師となり、柚木野人形浄瑠璃の歴史を解説。コミュニティセンターには保存会が寄託した人形の頭41体や胴体、衣装などが展示されており、物珍しげに実物を見たり、実際に駆動させるなどして学びを深めた。 同校によると、今後は学習成果をまとめて22日の参観日で発表する予定といい、資料に使う写真を撮りながら熱心にメモする児童も多かった。 児童の東郷渚さん(10)は「人形の仕組みや1体を3人で動かすこと、顔のパーツが細かく動くことなど学校で調べても分からなかったことが分かって良かった」と感想。 佐藤さんは「途絶えてしまった文化だが『こんなものがあったんだ』ということを知り、興味を持ってもらいたい。地域を深掘りすることで、郷土愛を育んでもらえたらうれしい」と話した。
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地域で親しまれていた郷土芸能
郷土芸能「柚木野(ゆのきの)人形浄瑠璃」について学ぼうと、高千穂町立上野小中学校(末原幹大校長、78人)は5日、同町三田井のコミュニティセンター(歴史民俗資料館)で社会科見学を行った。地域の歴史を知り、郷土愛の醸成などにつなげる総合学習の一環。小学4年生7人が訪れ、学芸員の解説を聞いたり展示資料を熱心に読み解いたりした。
柚木野人形浄瑠璃は、高千穂町上野の柚木野地区に伝わる郷土芸能。地方に浄瑠璃が流行した明治時代以前、農民らが松の木瘤(きこぶ)で素朴な人形を作り、農閑期の娯楽として芝居を始めたことが起源とされる。
保存会が継承し、1962(昭和37)年に県無形民俗文化財の指定を受けたが、少子高齢化などの影響で活動は年々縮小。人形1体に3人を要する「三人遣い」で演じられることから人手不足が致命的問題となり、現在、継承は途絶えている。
この日は元保存会会長の佐藤弘文さん(70)と学芸員の緒方俊輔さん(60)が講師となり、柚木野人形浄瑠璃の歴史を解説。コミュニティセンターには保存会が寄託した人形の頭41体や胴体、衣装などが展示されており、物珍しげに実物を見たり、実際に駆動させるなどして学びを深めた。
同校によると、今後は学習成果をまとめて22日の参観日で発表する予定といい、資料に使う写真を撮りながら熱心にメモする児童も多かった。
児童の東郷渚さん(10)は「人形の仕組みや1体を3人で動かすこと、顔のパーツが細かく動くことなど学校で調べても分からなかったことが分かって良かった」と感想。
佐藤さんは「途絶えてしまった文化だが『こんなものがあったんだ』ということを知り、興味を持ってもらいたい。地域を深掘りすることで、郷土愛を育んでもらえたらうれしい」と話した。