デジタル人材育成を推進−延岡市

２２年度から実施「ＩＴカレッジ」

　延岡市は、デジタル人材の育成を目的に２０２２年度から、「延岡ＩＴカレッジ」事業に取り組んでいる。複数のコースを設け、受託事業者がデジタルスキル向上のためのセミナーを実施。初年度は高校生から一般の４７人が修了。今年度は３コース計６１人が受講している。


◆企業ＤＸ化推進、ＩＴスキル習得−三つのコース立地企業が講座

　同事業は、国の交付金を受けて実施。受講無料に加え、授業日以外でも相談に応じてもらえるなど手厚いサポートを受けられるのが大きな特徴。

　今年度は、企業のＤＸ（デジタル・トランスフォーメーション）化推進を支援する「従業員コース」▽市内企業への就職を希望する人が現場で使えるＩＴスキルを習得する「キャリアアップコース」▽高校生や専門学校生、大学生を対象にした「学生コース」を用意した。

　「従業員」と「キャリアアップ」の２コースはマイプラス（本社・東京都港区、松岡謙一社長）、「学生」コースはｂｒｉｎｉｔｙ（ブリニティ、本社・東京都千代田区、有江和文社長）と、いずれも延岡市に営業所がある立地企業が講座を運営している。

　このうち、キャリアアップコースは昨年１０月に開講し、今月末までに全４６回の講座と週２回のフリースクールでＩＴスキルの習得を目指す。市内在住者や市内での就職を希望している人を対象に１９〜７９歳が参加。ＩＴ企業で働くことができるレベルまで達した人もいるという。

　詳細は、本紙へ。