本紙掲載日:2024-02-16
(3面)

デジタルノマドにPR

サーフオフィスを利用するモニターツアーの参加者

海外からワーケーション誘致へ−日向市

 日向市は7日から10日まで、海外の「インバウンド・デジタルノマド」を対象にしたモニターツアーを行い、参加した4カ国の5人がオフィス利用や観光など、市内でのワーケションを体験した。

 デジタルノマドとは、IT技術を活用し、働く場所に縛られず旅をしながら仕事をする人で、「ノマド」は遊牧民を意味する。今後のワーケションの新たな誘致の形として、インバウンド・デジタルノマドを対象にしたプロモーション事業の一環。

 参加者の出身国はインドネシア、イタリア、ウクライナが各1人、韓国が2人で、主にIT関係者。

 期間中は同市平岩のワーケーション専用施設「サーフオフィス」の利用を体験。そのほか、美々津町で着物着付け、細島で漁業などを体験し、お倉ケ浜で地元のサーファーと交流した。

 初めて来日したというイタリア人のガブリエル・ベルーチさん(37)は、「サーフィンをするので、波を見ながら仕事をするのは最高。サーフスポットというのは魅力的」と話した。

 日向市は2020年から「リラックスタウン日向」をコンセプトにワーケーション事業に取り組む。市によると、3年間で延べ約1100人がワーケーションで同市を訪れているという。

 市は今回のモニターツアーの様子を動画撮影し、市内でのワーケーションの優位性や課題などについて分析を行うことにしている。

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