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感染者数、12週ぶりに減少−入院患者数も重症者4人は変わらず−県内
県の感染症週報第6週(5〜11日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は前週比0・8倍の定点当たり13・55人と、12週ぶりに減少しました。4段階で色分けした注意喚起の区分で県北は、延岡・西臼杵が引き続き、上から2番目の「赤圏域」(基準値=定点当たり20人以上)となっています。14日時点の入院患者数は118人(前週169人)と4週連続で減少しましたが、重症者は前週と変わらず4人で、第8波(昨年夏)のピーク時と変わらない状況が続いています。 ◆延岡・西臼杵4週連続で「赤」、日向・東臼杵「オレンジ」に 県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵の感染者数は定点当たり21・00人(前週同23・89人)と、4週連続で「赤圏域」となりました。日向・東臼杵は14・67人で前週(同28・17人)から半減し、「オレンジ圏域」(基準値=同10人以上)に改善しました。 小林・えびの・西諸県(定点当たり30・50人)は感染者数がさらに増加して赤圏域、西都・児湯(同12・33人)と都城・北諸県(同10・50人)はオレンジ圏域が継続。宮崎・東諸県(同9・17人)、日南・串間(同8・60人)は黄圏域(基準値=同5人以上)となっています。 県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、▼10〜14歳が18%▼5歳未満が17%▼5〜9歳が16%▼40、50代が各8%▼30代7%▼20代と60代が各6%▼15〜19歳と80代以上が各5%▼70代4%と、引き続き10代以下が過半数を占めています。 定点報告数を基にした県内の推計感染者数は1日当たり581人(前週767人)で、12週間ぶりに減少しました。全国の感染状況(5〜11日)も定点当たり13・75人(前週16・15人)でほとんどの都道府県で減少しています。 ◇延岡市553人今季最多を更新−5〜11日の独自集計 延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、先週1週間(5〜11日)の合計は553人で前週(538人)を上回り、今季(昨年10月以降)最多を更新しました。同11月下旬に比べ16・8倍まで増加している状況です。 日別では、5日135人▽6日103人▽7日90人▽8日70人▽9日76人▽10日45人▽11日34人となっています。1日当たり100人を超える日があるなど、感染が拡大している状況で、引き続き警戒が必要です。 一方、県が延岡保健所管内から報告を受けた定点医療機関当たりの新規陽性者数は23・00人で前週(定点当たり25・14人)より若干減少したものの、4週連続で赤圏域レベルとなりました。 ◇実数観測では増加 今週報告された感染状況で延岡・西臼杵圏域は、県の集計では減少を示した一方、延岡市独自の集計は今季最多を更新し、結果が乖離(かいり)しているように見えますが、これは集計方法が異なるためです。 県による感染者数の抽出方法は、小児科を中心とする指定医療機関(定点=県内58カ所)から報告された平均患者数となります。 これに対し、延岡市は市内の協力医療機関(約60カ所)から日々報告される患者数を市医師会が取りまとめているため、より実数に近い数字と言えます。 延岡市をはじめ県北は医療資源が限られることから、より早く感染状況を把握しながら、県立延岡病院を中心とした入院の受け入れなどを調整する必要があるため、市も共有する独自の集計システムを構築しており、全国の医療関係者から注目されています。 これらを踏まえると、延岡・西臼杵圏域は決して楽観できる感染状況にはなく、むしろ悪化しており、医療現場からは「このまま感染拡大が続けば医療崩壊が懸念される」との声が上がっています。 なお、県の発表内容は前週の報告数をまとめた情報で、延岡市の現況は次週の発表に反映されます。市医師会はホームページで最新情報を公表しており、市も「ぜひ参考にしながら、状況に応じた対策を講じてほしい」と呼び掛けています。 ◇JN・1主流に−流行株置き換わり進む 8日に発表された東京都のゲノム解析結果によると、世界中に感染が広まっているオミクロン株のJN・1が63・9%の割合で検出されました。 宮崎県衛生環境研究所が今週発表した県内のゲノム解析結果でも、JN・1を含むBA・2・86(通称ピロラ)系統が全検体の70%を占め、流行株の置き換わりが進んで、完全にJN・1が主流となりました。 JN・1は、ワクチンや過去の新型コロナ感染で獲得した抗体をすり抜ける免疫回避能力が極めて高いため、強い感染力を持つことが分かっています。 ◇二極化する症状 そのJN・1について、ウイルス学などが専門の佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、感染した場合に症状が軽い人と重症化する人の二極化が進んでいるといいます。 分かりやすく区別すると、過去にワクチンを3回以上接種もしくはオミクロン株に感染したことがある人は、JN・1に感染しても風邪程度の軽い症状で済む場合が多いのだそうです。 これに対し、ワクチン未接種や接種回数が2回以下でオミクロン株への感染歴がない人がJN・1に感染した場合は、肺炎などの呼吸器病変が出て入院に至るケースもあり、海外では死亡事例も出ているといいます。また、重い後遺症も残りやすいのだそうです。 ただし、例え軽症であっても体内でのウイルス増加量は変わらないことが分かっており、対策が不十分であれば周囲へ感染を広げることになります。その結果、免疫力が低い人に感染して、重症化させることにつながります。 公表データにこそ含まれませんが、高齢者施設などでは現在も新型コロナの感染で重症化するお年寄りが多く、例え軽症で済むケースが増えたとしても、感染が拡大すればその分、重症者も増えて、それ以外の救急医療などが圧迫されることになるわけです。 ◇ワクチン、公的接種は来月終了 現在実施されている生後6カ月以上の国民を対象にした新型コロナワクチンの公的接種(自己負担なし)は来月いっぱいで終了となるため、各自治体は未接種の希望者に対して早めの予約を呼び掛けています。 使用ワクチンは従来のファイザー社製、モデルナ社製に加え、12歳以上は純国産の第一三共社製も選択することができます。いずれも現在流行しているウイルスの感染予防に一定の効果があり、高い重症化予防効果が期待されます。 延岡市は今月の予約枠にまだ余裕があるとして、「感染者が増加中ですので、ピークが来る前に接種されることをお勧めします」と呼び掛けています。延岡市の予約は、コールセンター(筍娃隠横亜Γ毅沓掘Γ隠隠魁∨萋午前8時半〜午後7時)、インターネット、LINEの市公式アカウントから。 ◇発熱などで受診を迷う場合は電話を 発熱などの症状が出て医療機関の受診に迷う場合などは県新型コロナウイルス感染症相談窓口(筍娃坑牽機Γ沓検Γ毅僑沓亜■横柑間対応)か、県北救急医療ダイヤル(筍娃隠横亜Γ牽僑機Γ毅毅粥∧親午後5時〜翌朝8時、日曜・祝日24時間対応)。
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感染者数、12週ぶりに減少−入院患者数も重症者4人は変わらず−県内
県の感染症週報第6週(5〜11日)によると、県内で新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数は前週比0・8倍の定点当たり13・55人と、12週ぶりに減少しました。4段階で色分けした注意喚起の区分で県北は、延岡・西臼杵が引き続き、上から2番目の「赤圏域」(基準値=定点当たり20人以上)となっています。14日時点の入院患者数は118人(前週169人)と4週連続で減少しましたが、重症者は前週と変わらず4人で、第8波(昨年夏)のピーク時と変わらない状況が続いています。
◆延岡・西臼杵4週連続で「赤」、日向・東臼杵「オレンジ」に
県が区分する7医療圏域のうち、延岡・西臼杵の感染者数は定点当たり21・00人(前週同23・89人)と、4週連続で「赤圏域」となりました。日向・東臼杵は14・67人で前週(同28・17人)から半減し、「オレンジ圏域」(基準値=同10人以上)に改善しました。
小林・えびの・西諸県(定点当たり30・50人)は感染者数がさらに増加して赤圏域、西都・児湯(同12・33人)と都城・北諸県(同10・50人)はオレンジ圏域が継続。宮崎・東諸県(同9・17人)、日南・串間(同8・60人)は黄圏域(基準値=同5人以上)となっています。
県内の定点医療機関から報告された新規感染者数の年代別割合は多い順に、▼10〜14歳が18%▼5歳未満が17%▼5〜9歳が16%▼40、50代が各8%▼30代7%▼20代と60代が各6%▼15〜19歳と80代以上が各5%▼70代4%と、引き続き10代以下が過半数を占めています。
定点報告数を基にした県内の推計感染者数は1日当たり581人(前週767人)で、12週間ぶりに減少しました。全国の感染状況(5〜11日)も定点当たり13・75人(前週16・15人)でほとんどの都道府県で減少しています。
◇延岡市553人今季最多を更新−5〜11日の独自集計
延岡市が独自に集計している新型コロナ感染者数の週報によると、先週1週間(5〜11日)の合計は553人で前週(538人)を上回り、今季(昨年10月以降)最多を更新しました。同11月下旬に比べ16・8倍まで増加している状況です。
日別では、5日135人▽6日103人▽7日90人▽8日70人▽9日76人▽10日45人▽11日34人となっています。1日当たり100人を超える日があるなど、感染が拡大している状況で、引き続き警戒が必要です。
一方、県が延岡保健所管内から報告を受けた定点医療機関当たりの新規陽性者数は23・00人で前週(定点当たり25・14人)より若干減少したものの、4週連続で赤圏域レベルとなりました。
◇実数観測では増加
今週報告された感染状況で延岡・西臼杵圏域は、県の集計では減少を示した一方、延岡市独自の集計は今季最多を更新し、結果が乖離(かいり)しているように見えますが、これは集計方法が異なるためです。
県による感染者数の抽出方法は、小児科を中心とする指定医療機関(定点=県内58カ所)から報告された平均患者数となります。
これに対し、延岡市は市内の協力医療機関(約60カ所)から日々報告される患者数を市医師会が取りまとめているため、より実数に近い数字と言えます。
延岡市をはじめ県北は医療資源が限られることから、より早く感染状況を把握しながら、県立延岡病院を中心とした入院の受け入れなどを調整する必要があるため、市も共有する独自の集計システムを構築しており、全国の医療関係者から注目されています。
これらを踏まえると、延岡・西臼杵圏域は決して楽観できる感染状況にはなく、むしろ悪化しており、医療現場からは「このまま感染拡大が続けば医療崩壊が懸念される」との声が上がっています。
なお、県の発表内容は前週の報告数をまとめた情報で、延岡市の現況は次週の発表に反映されます。市医師会はホームページで最新情報を公表しており、市も「ぜひ参考にしながら、状況に応じた対策を講じてほしい」と呼び掛けています。
◇JN・1主流に−流行株置き換わり進む
8日に発表された東京都のゲノム解析結果によると、世界中に感染が広まっているオミクロン株のJN・1が63・9%の割合で検出されました。
宮崎県衛生環境研究所が今週発表した県内のゲノム解析結果でも、JN・1を含むBA・2・86(通称ピロラ)系統が全検体の70%を占め、流行株の置き換わりが進んで、完全にJN・1が主流となりました。
JN・1は、ワクチンや過去の新型コロナ感染で獲得した抗体をすり抜ける免疫回避能力が極めて高いため、強い感染力を持つことが分かっています。
◇二極化する症状
そのJN・1について、ウイルス学などが専門の佐藤圭創医師(延岡市新型コロナ対策アドバイザー)によると、感染した場合に症状が軽い人と重症化する人の二極化が進んでいるといいます。
分かりやすく区別すると、過去にワクチンを3回以上接種もしくはオミクロン株に感染したことがある人は、JN・1に感染しても風邪程度の軽い症状で済む場合が多いのだそうです。
これに対し、ワクチン未接種や接種回数が2回以下でオミクロン株への感染歴がない人がJN・1に感染した場合は、肺炎などの呼吸器病変が出て入院に至るケースもあり、海外では死亡事例も出ているといいます。また、重い後遺症も残りやすいのだそうです。
ただし、例え軽症であっても体内でのウイルス増加量は変わらないことが分かっており、対策が不十分であれば周囲へ感染を広げることになります。その結果、免疫力が低い人に感染して、重症化させることにつながります。
公表データにこそ含まれませんが、高齢者施設などでは現在も新型コロナの感染で重症化するお年寄りが多く、例え軽症で済むケースが増えたとしても、感染が拡大すればその分、重症者も増えて、それ以外の救急医療などが圧迫されることになるわけです。
◇ワクチン、公的接種は来月終了
現在実施されている生後6カ月以上の国民を対象にした新型コロナワクチンの公的接種(自己負担なし)は来月いっぱいで終了となるため、各自治体は未接種の希望者に対して早めの予約を呼び掛けています。
使用ワクチンは従来のファイザー社製、モデルナ社製に加え、12歳以上は純国産の第一三共社製も選択することができます。いずれも現在流行しているウイルスの感染予防に一定の効果があり、高い重症化予防効果が期待されます。
延岡市は今月の予約枠にまだ余裕があるとして、「感染者が増加中ですので、ピークが来る前に接種されることをお勧めします」と呼び掛けています。延岡市の予約は、コールセンター(筍娃隠横亜Γ毅沓掘Γ隠隠魁∨萋午前8時半〜午後7時)、インターネット、LINEの市公式アカウントから。
◇発熱などで受診を迷う場合は電話を
発熱などの症状が出て医療機関の受診に迷う場合などは県新型コロナウイルス感染症相談窓口(筍娃坑牽機Γ沓検Γ毅僑沓亜■横柑間対応)か、県北救急医療ダイヤル(筍娃隠横亜Γ牽僑機Γ毅毅粥∧親午後5時〜翌朝8時、日曜・祝日24時間対応)。