本紙掲載日:2024-03-02
(3面)

延岡の活性化に期待−まちあるきららマップ完成

完成した4種類の「まちあるきららマップ」と松下会長

歴史的史跡や寺社など紹介−伝統的建造物の保存と活用をする会

 延岡市の「伝統的建造物の保存と活用をする会」(松下宏会長)は、地域の歴史的史跡や寺社などを写真付きで紹介する「まちあるきららマップ」を作成した。北浦、北方、北川町と南方地区の4種類を各千部ずつ製作。松下会長(79)は「地域の活性化につながれば」と期待している。

 マップは、文化庁文化芸術振興費補助金を活用して作成。県建築士会延岡支部(西本幸則支部長)が、専門的知識を生かして掲載する場所の選定や現地調査を行うほか、編集会議にも関わるなど全面的に協力した。

 2015年度には延岡駅周辺や市役所周辺、土々呂地区の3種類のマップを作成している同会。市民に好評だったことから、今回は掲載できなかった地域のマップづくりに挑んだ。

 このうち北川町のマップでは、ニニギノミコトの御陵墓である「北川陵墓参考地」、西郷隆盛宿陣跡資料館、小倉處平加療の地記念堂をはじめ、上赤神社や御頭神社など複数の寺社、家田湿原や川坂湿原、下赤公民館ジブリの森広場などバラエティー豊か。写真とともに歴史などが紹介されている。

 マップはA3判サイズを八つ折りしたもの。市役所や延岡駅前複合施設エンクロス、延岡観光協会などで無料配布している。松下会長は、「当たり前過ぎて特別とは思わないものが地域の誇りとして認識され、郷土を愛するきっかけになれば」と話している。


 詳細は、本紙へ。

その他の記事/過去の記事

印刷には対応しておりません。
当サイトは、閲覧のみになります。

写真の販売:https://stg-yukan-daily.epitas.com/provider/
写真販売所ガイド:https://yukan-daily.co.jp/photo-guide/page/