本紙掲載日:2024-03-13
(8面)

「地域ともっと関わりたい」平岩小中平岩レンジャー

熊手やほうきを使い、歩道に落ちた枯れ葉をかき集める生徒と地域ボランティア
今年度最後の地域貢献活動に参加した皆さん

今年度最後の清掃活動

 日向市立平岩小中学校(寺田菜穂子校長、189人)の児童生徒でつくるボランティアチーム「平岩レンジャー」が9日、学校近くの平岩探勝遊歩道で今年度最後の清掃活動を行った。

 平岩レンジャーは2017年に発足。中学部の生徒が中心となり、グラウンドの草刈りに取り組んだり、地元の祭りやイベントの当日運営を手伝ったりするなど、校内外問わず活動している。

 この日は中学部の生徒のほか、地域ボランティア、職員ら約40人が参加。8班に分かれて、遊歩道入り口や駐車場などを清掃した。

 熊手やほうきを使い、歩道に落ちた枯れ葉を集めたり、木の枝を拾ったりした。中には「あっちまで掃除しますか」と自ら積極的に地域の人に声を掛ける生徒もいた。

 中学部生徒会副会長で、平岩レンジャー隊長の大堀耕太郎さん(14)は「ボランティアへの興味と地域の方ともっと関わりたいという思いがあった。これまでの生徒会の『学校を変えていく』という気持ちを受け継ぎ、この活動を通して改善していきたい。来年度は平岩で行われるイベントに参加して、もっと手伝いができたら」と話した。

 地域ボランティアの道本義藤さん(84)は「子どもならではの視点で面白い取り組みもあった。ボランティアは大変だが、いつも参加してくれる子どもたちのおかげで助かるし、元気ももらえる」と話した。

 来年度は5月に第1回の清掃活動を金ケ浜海水浴場とお倉ケ浜海水浴場で行うという。

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