本紙掲載日:2024-03-14
(2面)

軽快なリズムに合わせて

楽しく真剣に練習に取り組む参加者たち
橘ひょっとこ踊り保存会による模範演技を間近で体験する参加者

ひょっとこ夏祭りへ−愛好者ら講習

 第41回日向ひょっとこ夏祭り(8月2、3日)に向けた「ひょっとこ踊り講習会」が9日、日向市文化交流センターであり、県内のほか、遠くは京都、石川、茨城、滋賀の各府県から愛好者ら約110人が参加して足の運び方や体の使い方などを細かく学んだ。

 「テンテコテン、テンテコテン」の軽快なリズムに合わせて踊る日向ひょっとこ踊りは、同市塩見永田区発祥の市無形民俗文化財。長年、市民や県外の人から愛され続けている。講習会は演技指導と愛好者の交流を目的に開いている。

 この日は、橘ひょっとこ踊り保存会(盒彊存会長)による模範演技で始まり、参加者は動画撮影したり、一緒に足や腕を動かしたりして確認。その後、初心者と経験者に分かれて練習し、踊る人によって形が違うことや、頭を動かすと腰も一緒に動くことなどを教わりながら有意義な時間を過ごした。最後は参加者で円形をつくり、楽しく踊って会場を1周した。

 茨城県つくば市から参加した恒松和希さん(7)は、ユーチューブで踊り方を調べるなどしている熱烈なファン。昨年の夏、父の和仁さん(46)の実家がある新富町に帰省した際、日向ひょっとこ夏祭りに訪れたといい、「今年は個人戦にチャレンジしたい。足の動きとか勉強になった」と、新調したばかりのお面を手に気合十分な様子だった。

 盒恐馗后複僑供砲蓮◆嵋菁、県外からもお越しいただいており、うれしい。踊れば健康になるし、何より多くの人たちが笑顔になれるところが、ひょっとこ踊りの魅力につながる」と話した。

 今年の日向ひょっとこ祭りは、日向市駅前のあくがれ広場や中心市街地を会場に8月2日が前夜祭、同3日が本祭り。前夜祭はひょっとこ踊りの個人戦、本祭りはパレードなどが予定されている。4年ぶりに開催された昨年は、パレードに全国から63連1123人が参加した。

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