本紙掲載日:2024-03-18
(2面)

みやざき林業大学校−5期生22人に修了証書

修了証を受け取る研修生(15日、美郷町西郷の県林業技術センター)

業界を活性化できる人材へ−美郷町

 みやざき林業大学校(池田孝行校長)の2023年度修了式が15日、美郷町西郷田代の県林業技術センターであり、19〜45歳の5期生22人(男性18人、女性4人)が修了証書を受け取った。

 研修生は昨年4月から、林業の基礎や最新のICT(情報通信技術)を学ぶ座学、間伐の実習などに取り組み、全員が17種類の資格を習得した。

 修了式では、佐藤弘之副知事が、一人一人に県産スギで作られた修了証を手渡し、河野俊嗣県知事の告辞を代読。本県のスギ素材生産量が32年連続日本一を達成し、製材品出荷量も2年ぶり2度目の日本一になったことに触れ、「修了生としての自信と誇りを持って何事にも果敢に挑戦され、本県の森林林業を担う人材として活躍されることを期待している」と述べた。

 た、田中秀俊美郷町長の祝辞や、名誉校長を務める内田洋行の大久保昇社長からのビデオメッセージが贈られた。

 修了生を代表し、秋山和希さん(23)=東京都出身=が謝辞。「技術を習得するとともに大きなけがなく安全に研修を行えたのは職員や講師の先生方のおかげ。技術面だけでなく人として成長できた。林業界を活性化できる人材となれるよう努力する」と誓った。

 同校によると、修了生の就業先(内定待ち含む)は県内21人、県外1人。20人は民間林業事業体、2人は森林組合で働くという。

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