バスの運転体験会が好評

宮崎交通県北で初開催

◆運転手確保につながれば…

　宮崎交通の「バス乗務体験会」は２０日、延岡総合文化センター駐車場であり、若者から高齢者まで男女を問わず多くの人が参加して、特設コースの走行を楽しんだ。

　運転士確保が課題となる中、まずはバスのことを知って親しんでもらおうと、県北では初めて実施。オートマチックとマニュアル式の路線バス計２台を用意し、普通車の運転免許所持のみを条件に募集したところ、開始時間から家族連れや若者のグループ、老夫婦らが続々と訪れ、用意した配布グッズがあっという間になくなるほどの人気ぶりとなった。

　駐車場にはコーン標識を立ててコースを特設。参加者は運転席に乗り込むと、脇に立った宮崎交通スタッフにアドバイスを受けながらエンジンをかけて乗降ドアの開閉操作を体験後、早速発車して、前進やスラローム走行、後ろ向きでの車庫入れなどに挑戦した。

　バスは乗用車と違って運転席の後ろ側に前輪があるため、ハンドルを切るタイミングや曲がる際の切り返し、車体の長さを意識した位置取りなどに戸惑いつつも、スタッフの的確な指導で徐々にコツを習得。途中からは笑顔を浮かべる余裕もできて、車両を換えながら１人で複数回運転する参加者もいた。

　詳細は、本紙へ。