本紙掲載日:2024-03-21
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延岡の魅力発信−YouTuberを養成

成果発表では受講生が製作した動画が披露された

高校生から70代の16人が修了

 動画を通して延岡の魅力を市内外に発信する人の育成を目指した「延岡市YouTuber(ユーチューバー)養成講座」の修了式が19日、市コワーキングスペースであった。2月下旬から全10回の講座を受講した高校生から70代の16人に修了証が贈られた。

 講座は今年度の新規事業。市民が興味があることや延岡での生活などをテーマに、自らの目線で動画にまとめ、ユーチューブで配信することで、ふるさと再発見や市政参加の促進、観光誘客を図るのが目的。

 事業は、ITコンサルティング、地域経済創生事業などを手掛けるbrinity(ブリニティ)が受託。社員が講師となり、情報リテラシーやコンプライアンス(法令順守)などの基本的なルールから、動画の撮影、作成、編集方法、チャンネル開設など専門技術まで丁寧に解説した。

 式で読谷山洋司市長は「皆さんの視点、考え方で延岡のまちの良さを発信してもらう。情報発信の総ボリュームがぐんと伸び、延岡の良さが発信されることで、延岡市の知名度を上げたり、魅力を多くの人に知ってもらうことになるのではないか」と期待した。

 成果発表もあり、基礎を学ぶために受講生自ら延岡駅周辺を撮影した動画を素材に、製作した動画を1人ずつ発表。

 自身が描いたイラストを動画に盛り込んだり、独り言のように気付きをテロップで表示したり、延岡弁で説明したりと、作成者それぞれが工夫した方法で良さをPRし、発表が終わるたびに大きな拍手に包まれた。

 市は、まちの魅力を発信する人を市民ユーチューバーとして認定し、自由に発信してもらう仕組みの導入を検討しているという。

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