高千穂町消防団に最高栄誉

「特別表彰まとい」受賞を報告－県庁

　第７６回日本消防協会定例表彰式（８日、東京・ニッショーホール）で、消防団最高の栄誉「特別表彰まとい」に輝いた高千穂町消防団の馬原祥団長と甲斐宗之高千穂町長が１８日、県庁を訪れ、河野知事に受賞を報告した。

　特別表彰まといは１９７９年に創設。毎年、全国の消防団（２１７６団体）の中から特に功績が顕著な１０団体に授与されている。県内からの受賞は諸塚村、日向市、日之影町、椎葉村消防団などに次いで９団体目。

　高千穂町消防団は４３１人（２３年度時点）が所属。９８年に日本消防協会表彰を受け、２０１４年と１８年には全国消防操法大会に出場している。

　金箔（きんぱく）、銀箔が施された高さ２・１メートルの「まとい」を手に、馬原団長（５６）は「先輩方の功績があったからこそ受賞できた。団員減少の課題を克服し、地域の安全安心を守る組織として頑張っていきたい」と決意。甲斐町長は「消防本部はあるが、各地に消防団員がいてこそ地域が守られる。大事な存在として啓発していきたい」と話した。

　「まとい」は高千穂町役場に展示されるという。