本紙掲載日:2024-03-22
(3面)

平岩採介藻グループ(日向)がSDGs環境大賞

SDGs環境大賞の平岩採介藻グループ
優秀賞を受賞したエコロの内山代表

MRT環境賞−海洋資源の回復に取り組む

◆エコロが優秀賞

 MRT宮崎放送の2023年度MRT環境賞表彰式は20日、宮崎市のMRTミックで開かれた。県北からは、日向市の平岩採介藻グループ(盒僅柁和緝宗砲SDGs環境大賞、同市のエコロ(内山雅仁代表)が優秀賞を受賞した。

 同グループは、藻類を食すウニの除去や海洋生物の生息状況の継続的な観測を通して、藻場再生を含む海洋資源の回復に取り組んでおり、海藻が減る「磯焼け」が全国的な問題になる中、解決に向けた先進的な活動などとして評価された。

 エコロは、牛や豚、鶏のふん尿、木材加工の工程で発生する樹皮(バーク)といった環境汚染の要因とされる廃棄物を活用した堆肥を生産、販売。本県の主産業である林業と畜産業の課題を同時解決する産業モデルを創生したことが認められた。

 このほか県北は、延岡市の宮崎大農学部海洋生物環境学科村瀬研究室(村瀬敦宣准教授)が「キラリと光る活動賞」を受賞。松方健二宮崎放送社長は「地道な努力と創意工夫で環境保全に携わっていて頭が下がる」と受賞者をたたえた。

 盒饗緝修蓮仲間らへの感謝の言葉を述べた上で「諦めなくてよかった。持続可能な環境を永遠に維持できたら」、内山代表は「受賞に恥じぬよう、社員一丸となって環境保全に事業で貢献していきたい」と話した。

 MRT宮崎放送は1991年、宮崎の環境保全を推進するため「キープみやざきビューティフルキャンペーン」を開始。MRT環境賞はその一環で、2001年から毎年、環境保全活動を通して地域社会に貢献する個人、団体を表彰している。

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