本紙掲載日:2024-03-25
(6面)

地域の名所や店を紹介

「imotako周遊マップ」編集委員会の(左から)大田壽音さん、西田沙文さん、阿部真己さん、西園寺菜沙さん
手描きイラスト付きでおすすめスポットを紹介

岡富中生が取材、周遊マップ作成・延岡

 延岡市立岡富中学校(三樹浩二校長)に通う生徒約30人は、地域の名所や店を紹介する「imotako周遊マップ」を作成した。

 「岡富中校区の『ヒト・モノ・コト』を再発見してみよう」をコンセプトに、文化委員会に所属する生徒が中心となって、2021年に創刊した地域限定情報誌「imotako」。生徒自ら取材したお薦めスポットの情報をまとめ、イベント企画などを行うブロス(延岡市塩浜町)の協力のもと、これまでに5回発行している。

 今回は、過去に紹介した名所や店を同校校区の地図に落とし込んで周遊マップを作成。特に薦めたい場所には、手描きのイラストを添えた。さらに、世代を問わずいろんな人に手に取ってもらえるよう「ファミリーコース」「シニアコースその1・その2」「カップルコース」と四つのコースを提案。

 同校生徒が風車設置などの活動を行っている「このはなロード」を全コースに加えた上で、シニアコースは近場のスポットで構成して、歩き疲れないようにするなど工夫をしている。むやみに薦めたいスポットを詰め込むのではなく、昼食を取るタイミングなど1日の流れを意識して考えた。

 実行委員長の西田沙文さん(2年)は「延岡の良い所に気付けるようなものになったと思う。私たち中高生はつい、決まった場所で休日を過ごしてしまうが、マップがいろんな所に行ってみようというきっかけになれば」と作成の意図を話し「『延岡には何もない』と言う人にこそ見てほしい」と呼び掛けている。

 「imotako周遊マップ」は、これまで紹介した店舗等に置かせてもらって配布しているほか、延岡観光協会や延岡城・内藤記念博物館、郵便局などの施設にも今後設置を交渉する予定。

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